私の保有銘柄の中では常にエース的な存在だった「ひふみ投信」を売却(利益確定)しました。
1,397,636(売却額) – 1,260,005(投資額) = +137,631円(税引前利益)
米中冷戦に対する不安が大きい今の相場的に多くの利益を残すことはできませんでしたが、利益額以上に多くのことを学んだ投資信託だったので感謝の気持ちを込めながら利益確定しました。
以下は今年(2019年)売却(利益確定 or 損失確定)した銘柄です。






- アンリツ:+252,000円
- チャームケア:+89,100円
- すかいらーく:+182,000円
- 三菱重工業:-182,000円
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:+61,100円
- げんせん投信:-29,473円
- ひふみ投信:+137,631円
- 合計:+510,358円
ひふみ投信の積立停止の手順
ひふみ投信の積立停止は今年4月に行いました。
昨年末くらいからアクティブファンドに対する私の意識が変わり、そろそろ卒業しようと思ったので積立を辞めることにしました。
2015年4月から積み立てたので4年ほど経過していますが、途中半年くらい積立を辞めていた期間があったので3年半ほど積み立てたことになります。(126万 ÷ 3万 = 42ヶ月 ≒ 3年6ヶ月)
積立の停止は以下の手順で行いました。
管理画面にログイン後、左のメニューの「つみたて購入」をクリックすると上記のようなページが表示されるので「休止/再開」をクリック。
暗証番号を入力して「確認」ボタンをクリック。
「OK」をクリック。
つみたて休止が完了しました。
ひふみ投信の売却手順
4月につみたて休止し、6月に入ってから売却しました。
まずは、残高の確認です。この時点では101,569円の含み益が出ています。
積立した資金は126万円です。
左メニューから「ご解約(換金)注文」をクリックすると、上記のページが表示されます。
「基準価額」のところに「ご注文には申込受付日の翌営業日の基準価額が適用されます」と赤字で書いてあります。
ほとんどの投資信託は「売却日の翌営業日の基準価額」で約定されることが多いです。約定日に基準価額が急落したらショックですね。。
ページ下にある「解約注文の入力画面へ」をクリック。
申込受付日が6/6、約定日が翌日の6/7、受付日(銀行送金日)が6/12ということで、やはり投資信託は売却から銀行着金まで1週間程度かかるようです。
6/12は朝8:40頃に銀行振込されました。
直販投信の場合は自動で銀行振込されますが、SBI証券などの証券会社の場合は自分で出金手続きをする必要があります。
「全口数解約」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリック。
「暗証番号」を入力して「実行」ボタンをクリック。
売却(解約)完了しました。
取引報告書で利益額を確認
銀行に着金後、取引報告書で利益額を確認しました。
左メニューから「取引報告書」をクリックし、PDFファイルのアイコンをクリックすると取引報告書を見ることができます。
取得金額(投資額)が1,260,005円、譲渡金額(受渡金額)が1,397,636円で譲渡金額(税引前利益)は137,631円となりました。
1,397,636(譲渡金額) – 1,260,005(投資額=積立総額) = 137,631(税引前利益)
私の記憶だと、多い時だと40万を超えるくらい含み益があったので、利益確定のタイミングとしては良くない結果で終わってしまいましたが、それでもプラスで終えられてよかったです。
ひふみ投信は「源泉徴収あり」で投資していたので、利益に対して税金が課税された額が銀行に振り込まれます。
税額は所得税と地方税の合計で27,959円なので、税引後利益は109,672円となります。
137,631(税引前利益)- 27,959(税額)= 109,672(税引後利益)
ひふみ投信のパフィーマンス
ひふみ投信の過去10年の基準価額の推移です。
2013年からアベノミクス相場に乗って上昇し、2015年半ばのチャイナ・ショックから2016年秋くらいまで横ばい。
その後、2016年後半から2017年に大きく上昇。この頃は時間と共にお金が増えている感覚を覚えた記憶があります。
実際、2018年2月2日の「ひふみ投信」の含み益は+383,909円で+47.40%のパフォーマンスでした。
しかし、2018年に入ってから2017年の勢いは止まり、2018年1月〜2018年9月までは横ばい。
そして、2018年10月と12月には過去にない下落をし、現在は2018年1月の最高値と12月の最安値の中間くらいの位置にいます。
月次資金流出入は基準価額のチャートと似たような動きになっています。
過去10年では+15%のトータルリターンですが、過去1年では-15%になっています。
シャープレシオも過去10年では「1」を超えているので、リスクよりもリターンが高い状態ですが、過去1年ではマイナスです。
私は売却しましたが、今後も「ひふみ投信」のパフォーマンスはチェックしていきたいと思っています。
そして、チャンスがあったらまた「ひふみ投信」に投資したいとも思っています。今度は積立ではなく一括で。
純粋な疑問 〜 なぜTOPIXと比較して勝った負けたと言っているのか?
ひふみ投信は投資家に対する情報提供が素晴らしく、投資していた投資信託の中では「同じ船に乗っている」という感覚を一番感じられたアクティブ投信でした。
特に、月イチのYouTube動画「ひふみアカデミー」はいつも勉強になりましたし、ひふみ投信の中の人がどんなことを考えながら運用しているのか感じることができました。
ただ、1つだけでいつも疑問に思っていたことがあって、それは「なぜTOPIXと比較して勝った負けたと言っているのか?」ということです。
藤野さんは直接お話をお伺いした時に「TOPIXに連動するインデックスファンドはダメで3分の1が腐った幕の内弁当のよう」と言っていました。
つまり、TOPIXはあまりパフォーマンスが良くない株価指数ということです。
TOPIX(東証株価指数)は東証一部に上場する全企業の時価総額を指数化ものです。
東証一部に上場している企業数は日本取引所グループの「基準時価総額・銘柄数」によると2019年5月末時点で2140社です。(東証二部490社、マザーズ284社、JASDAQ714社)
TOPIXの過去10年の株価推移を見ると、アベノミクス以降に順調に株価を上げているようにも見えますが、他の株価指数と比べてみるとTOPIXの弱さが露呈します。
この過去10年のパフォーマンス比較を見ると、TOPIXは最弱指数と言っていいと思います。
「投資家から受け取ったコストを使って銘柄調査をして投資先を厳選しているアクティブファンドなのだから、TOPIXのような指数に勝つのは当たり前ではないのか?」と私はいつも思っていました。
ただ、他のアクティブ投信も「TOPIXとパフォーマンスを比較して上回った下回った」と言っているので、アクティブ投信業界ではTOPIXとパフォーマンスを比較することが一般的なようです。
ただ、どうせ比較するなら米S&P500のような最強指数に勝った負けたと言って欲しいと思うのは私だけでしょうか。
最弱指数と比較して「勝った負けた」と言うよりも、最強指数と比較して勝つ方が投資家がアクティブ投信に投資する価値を見い出せるのではないか?と素人ながらにいつも思っていました。
ただ、投資活動の初期の段階で「ひふみ投信」のようなアクティブファンドに出会えたことは運が良かったと思っています。
ひふみ投信はSBI証券のような証券会社でも「ひふみプラス」として購入できますが、「ひふみ投信」として直販投信で購入すると以下のようなメールが月に1回ほど届くのでオススメです。
また、基準価額に大きな変動があった時もメールが届き、この内容がすごく勉強になりました。
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