「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」eMAXIS Slimが上位20位に7銘柄

2019年1月13日、年に1度の「Fund of the Year 2018」が発表されました。

「Fund of the Year(ファンド・オブ・ザ・イヤー)」は売り手ではなく、買い手である個人投資家自身が優れたファンド(投資信託やETF)を選ぶという趣旨なので、質の良い投資信託やETF探しとしては非常に参考になります。

投資信託、特にアクティブファンド(アクティブ投信)はコスト(手数料)は一流なのに、パフォーマンス(成績)は三流以下というファンドが当たり前のように存在する世界なので、そういったファンドを投資家自身が選ばないということが業界改善に一番つながるような気がしています。(選ばれなければ必然的に淘汰されて消えていくしかなくなるので。)

では、「Fund of the Year 2018」で選ばれた上位20銘柄を見てみたいと思います。

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Fund of the Year 2018 上位20銘柄

2018年1月27日時点、1ドル109.555円
順位 銘柄 信託報酬(税抜) 純資産 設定日
1位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.109% 312億円 2017年2月27日
2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(ニッセイアセットマネジメント)
公式モーニングスター
0.109% 1045億円 2013年12月10日
3位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.142% 11億円 2018年10月31日
4位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
(楽天投信投資顧問)
公式モーニングスター
0.1696%(税込) 315億円 2017年9月29日
5位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.159% 203億円 2017年5月9日
6位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
(セゾン投信)
公式モーニングスター
0.60%±0.02%(税込/概算) 1666億円 2007年3月15日
7位 Vanguard Total World Stock ETF(VT)
(Vanguard)
公式
0.10%(経費率) 1兆2971億円($11.84B) 2008年6月24日
8位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.160% 105億円 2018年7月3日
9位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
(楽天投信投資顧問)
公式モーニングスター
0.2296%(税込) 170億円 2017年9月29日
10位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.142% 37億円 2018年3月19日
11位 ひふみ投信
(レオス・キャピタルワークス)
公式モーニングスター
0.980% 1235億円 2008年10月1日
12位 野村つみたて外国株投信
(野村アセットマネジメント)
公式モーニングスター
0.19% 51億円 2017年10月2日
13位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.189% 123億円 2017年7月31日
14位 Vanguard Total Stock Market ETF(VTI)
(Vanguard)
公式
0.04%(経費率) 10兆3869億円($94.81B) 2001年5月24日
15位 結い 2101
(鎌倉投信)
公式モーニングスター
1.0% 374億円 2010年3月29日
16位 Vanguard High Dividend Yield ETF(VYM)
(Vanguard)
公式
0.08%(経費率) 2兆3652億円($21.59B) 2006年11月10日
17位 iFree S&P500インデックス
(大和証券投資信託委託株式会社)
公式モーニングスター
0.225% 61億円 2017年8月31日
18位 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
(三菱UFJ国際投資)
公式モーニングスター
0.142% 7億円 2018年4月3日
19位 農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド
(農林中金全共連アセットマネジメント)
公式モーニングスター
0.9% 9億円 2017年7月5日
20位 コモンズ30ファンド
(コモンズ投信)
公式モーニングスター
0.98% 144億円 2009年1月19日
20位 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
(SBIアセットマネジメント)
公式モーニングスター
0.10% 17億円 2017年12月6日

まず、アクティブファンド(ファンドマネージャーが銘柄を選定)が上位10位から消え、上位10位はインデックスファンド(指数に連動)のみになっています。

上位20銘柄に入っているアクティブファンドは以下の4銘柄のみになっています。

  • 11位:ひふみ投信
  • 15位:結い 2101
  • 19位:農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド
  • 20位:コモンズ30ファンド

私が毎月積立しているひふみ投信は去年は6位でしたが、今年は11位までランクを下げています。

昨年のパフォーマンスが悪かったことが影響しているのかもしれません。私のパフォーマンスも昨年末に久しぶりにマイナスになりました。

3年ほど積み立ててきた「ひふみ投信」がとうとうマイ転(含み損)へ、基準価額は最高値54,198円から30%下落し37,966円に
私は毎朝、自分が投資している投資信託のパフォーマンスをチェックしているのですが、昨日(2018年12月25日)の時点で久しぶりに「ひふみ投信」がマイ転してしまいました。 48,167円のマイナスです。 昨日は基準価額が5...

ただ、今年に入ってから盛り返していて、現時点では9万5000円ほどのプラスになっています。この短期の巻き返しが、インデックスファンドにはない良質なアクティブファンドの醍醐味だと実感しています。

一方、上位20位で目立っているのが三菱UFJ国際投資の「eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)」シリーズです。

以下のように7銘柄がランキングしています。

  • 1位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス【0.109%/312億円】
  • 3位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)【0.142%/11億円】
  • 5位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)【0.159%/203億円】
  • 8位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)【0.160%/105億円】
  • 10位:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)【0.142%/37億円】
  • 13位:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス【0.189%/123億円】
  • 18位:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)【0.142%/7億円】

信託報酬(年間コスト)が全て0.1%台という、私が投資を始めた頃では信じられないような低コストとなっています。

ただ、2017〜2018年設定と比較的新しい投資信託なので、純資産の小ささが少し気になります。

といっても、今後、「つみたNISA」や「iDeCo(イデコ)」といった長期投資銘柄として選ばれていくと思うので、数年後には純資産も大きくなっていると思われます。

私が過去に読んだ投資信託の本には「純資産は100億円は欲しい」と書いてあった記憶があります。

純資産額は「投資信託の規模」を表しますが、純資産額の大小は「資金の流入・流出」と「基準価額(投資信託の株価)の上下」によって変わってきます。

基準価額は上がったり下がったりするものなので、それによる純資産額の変動はあまり気にする必要はないと思いますが、資金流出(解約)による純資産総額の減少は気にした方がいいと私は思っています。

人気のない投資信託は資金流入がかつてより減ったり、減少したりして、最悪の場合、償還(投資信託の運用終了)されます。

含み益(プラス)が出ている時の償還ならまだいいですが、含み損(マイナス)が出ている時の償還だと損失が発生してしまいます。

投資信託の資金流入・流出はモーニングスターの「リターン → 月次資金流出入額」で確認できます。

上のグラフは私が積立していて、今回のランキング6位に入っている「セゾン バンガード・グローバルバランスファンド」ですが、毎月、資金がしっかり入ってきていることが確認できます。

eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)シリーズ

「Fund of the Year 2018」のランキングを見てから、eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)シリーズがすごく気になっています。

「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」といった長期投資の投資先として最適なのではないでしょうか。

私もなんだか乗り換えたくなってきました・・・。

とことんコストを追求するファンドシリーズ、eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)

長期投資は「eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)シリーズ」だけでOKというくらい、投資先がしっかりと分類されています。

日本では少ない印象がある、米国S&P500に連動するインデックスファンドもあります。

信託報酬が全て0.1%台ですが、これでちゃんと利益が出るのでしょうか?

それとも、既存の投資信託の信託報酬が高かっただけなのでしょうか?

いずれにせよ、「選ばれるべくして選ばれた」という印象を感じました。

インデックスファンドを使った長期投資について勉強するなら、日経新聞で記事を書いている田村正之さんの以下の3冊が非常に勉強になります。

「目利きの個人」が選ぶ18年のベスト投信|マネー研究所|NIKKEI STYLE
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