ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスが突然の上場取りやめ(延期)、IPO当選しましたがキャンセルに

今朝、日経新聞を見ていたら、こんな記事のタイトルが目に入ってきてビックリしました・・・。

ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスが上場を取りやめるというという記事が掲載されていました。

これはトップページですが、マーケット欄には藤野さんの写真付きで掲載されています。

私は先日、SBI証券で初めてIPOに当選しました。

それがレオス・キャピタルワークスのIPOでした。

SBI証券で「ひふみ投信」を運営する「レオス・キャピタルワークス」のIPOに当選、SBIでIPOに初当選(落選246回)

さっそく記事の内容を確認してみました。

「ひふみ投信」のレオス、25日の上場取りやめ:日本経済新聞

25日に東証マザーズ市場への上場を予定していたレオス・キャピタルワークス(東京・千代田、藤野英人社長)は20日、上場手続きの延期を同日の取締役会で決議したと発表した。「当社のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について、投資家保護の観点から深掘りするべき事項が発生した」ためとしている。上場直前に会社側の判断で取りやめるのは異例だ。東京証券取引所も同日、レオスからの申し出に基づいて上場承認を取り消したと発表した。

上場を取りやめる理由は「当社のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について、投資家保護の観点から深掘りするべき事項が発生した」ということです。

理由が抽象的すぎて、具体的にどういうことなのかよく分かりません。。

次に、レオス・キャピタルワークスのコーポレートサイトを確認してみました。

募集株式発行及び株式売出しの中止に関する取締役会決議のお知らせ | ニュースリリース | レオス・キャピタルワークス株式会社

平成30年11月19日及び平成30年12月4日開催の当社取締役会において、当社普通株式の東京証券取引所マザーズ市場への上場に伴う募集株式発行及び株式売出しについて決議いたしましたが、当社のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について投資家保護の観点から深掘りすべき事項が発生し、平成30年12月20日開催の当社取締役会において、当該深掘りに時間を要するものと判断したことから、募集株式発行並びに株式売出しと、それに伴う上場手続きの延期を決議いたしましたので、お知らせ申し上げます。

なお、今後の上場手続きの再開時期につきましては、当該深掘り事案の結果を踏まえ、状況を慎重に見極めたうえで総合的に判断する予定です。

上場取りやめというより、延期のようです。

ただ、延期時期(上場再開時期)は未定という状況のようです。

いったい何が起きたのか気になりますが、IPOに当選した人からすると、この延期はよかったかもしれません。

というのも、今の弱気相場では含み損を抱えた人がたくさんいると思われるので、IPO案件にも資金はあまり入ってこない可能性が高いからです。

先日のソフトバンクもIPO初値が公開価格割れしましたが、上場タイミングとしては、今は最悪のタイミングと言えます。「終わりの始まり」みたいな雰囲気になっていますから。。

今日(12/21)は日本では三連休前、欧米ではクリスマス休暇前ということでポジション整理の売りもかなり出ているのか、日経平均株価ももう少しで2万円を割れそうな雰囲気です。

米国のマティス国防長官の退任報道も後押しし、日経平均先物は前場で一時的に2万円割れをしたようですが、もし、今日の終値で日経平均株価が2万円割れしたら、さらにマーケットの雰囲気も投資家心理も悪くなるでしょう。

そこから12/22(土)〜12/24(月)の三連休が明けて、翌日25日(火)の上場では、下手したらソフトバンクと同様に公開価格割れという展開もあったかもしれません。

というのも、楽天証券の抽選倍率ではレオス・キャピタルワークスの抽選倍率はあまり高くなかったからです。

現在、レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」は基準価額を大幅に下げています。

この週足チャートを見ると、この3週間が過去5年で一番下げ幅が大きいです。

おそらく、「つみたてNISA」をきっかけにここ1年ほどで「ひふみ投信」や「ひふみプラス」に投資した人は、ほぼ100%の人が含み損を抱えている状態だと思います。

私は2015年4月から「ひふみ投信」の積立をしていますが、以前は40万円以上の含み益がありましたが、今は4万円台まで減っています。

自社の商品である投資信託のパフォーマンスが過去5年で最悪で、さらに上場したら公開価格割れという展開になったら、レオス・キャピタルワークスにとっても上場が喜べない展開となります。

IPOが当選した私個人としても、マーケットが今の弱気相場を抜け出して、「ひふみ投信」のパフォーマンスも元の良い状態に戻ってから上場してもらった方が、初値が高くなることが期待できそうなので、今回のレオス・キャピタルワークスの上場取りやめ(延期)は結果的に良かったんじゃないかと思いました。

すでに、SBI証券のポートフォリオには「レオス・キャピタルワークス」の名前が載っていますが、上場再開を気長に待ちたいと思います。

※追伸(2018年12月22日)
上場取りやめはレオスからではなく主幹事のみずほ証券から要請

12/22の日本経済新聞と日経ビジネスオンラインに今回のレオス・キャピタルワークスの上場取りやめ(延期)の理由が掲載されていました。

レオス上場延期、みずほ証券が問題指摘 藤野社長「納得できない」:日本経済新聞(2018/12/22)

レオス・キャピタルワークス(東京・千代田)の藤野英人社長は21日、新規株式公開(IPO)の延期について日本経済新聞に対し、「20日の夜に主幹事を務めるみずほ証券からの連絡で、延期を決めた」と明らかにした。内容について具体的な説明は避けつつも「法令違反などはなく、(みずほ証券の指摘は)納得できない」とした。

公開価格が決まった後のIPOを会社側の判断で取りやめるのは異例。関係者によると、投資家に投信を販売する際の新たに口座を開く業務フローの一部について、みずほ証券が問題視したのが原因とみられる。

レオスに対し、みずほ証券から連絡があったのは20日夜だったという。指摘内容について「弁護士にも確認の上、法令違反などはなく『白』と認識しているが、それを証明することを求められた」という。時間的に対応は難しいと午後9時半ごろに開いた取締役会で延期することを決めた。延期の発表は午後11時ごろで、投資家が資金を払い込む期日である21日まであと1時間と、ぎりぎりの対応となった。

藤野社長は主幹事証券からの指摘で直前に延期することになったことについて「顧客の資金や運用資産に関わる問題は一切なく、(みずほ証券の)要請は納得できない」と強調した。みずほ証券はこの件について「個別案件についてはコメントできない」としている。

上場する企業に問題がある場合、投資家を保護するため主幹事証券は上場の延期や取りやめを決めることができる。今回、同証券が問題視した事象を把握したのはここ数日のことのようだ。

今後について、藤野社長は「現時点で上場そのものを取りやめる考えはない」と明言した。東証は上場予定企業から取りやめの申請があったため、いったん上場承認を取り消した。申請自体は効力を失っておらず、条件が整えば再び承認を出す。ただし再上場の時期や、主幹事をみずほ証券のまま進めるかは「慎重に検討する」とした。

私はてっきり、上場取りやめはレオス・キャピタルワークスが決めたことだと思っていたのですが、主幹事のみずほ証券からの要請だったのようです。

ただ、藤野さんはその理由に納得がいってなく、上場を目指す方針にも変わりはないようです。

レオス藤野氏激白「みずほ証券が上場延期要請」:日経ビジネスオンライン(2018/12/22)

ーーなぜ12月25日の東証マザーズ上場を取り止めたのか。

藤野英人氏(以下、藤野):運用、資金繰りのほか、スキャンダルなども含めてすべて「白」だ。ある案件について主幹事(のみずほ証券)から「白なのは分かっているが、『驚きの白』にしてほしいので上場を延期してください」というような要請があった。つまり安全であるということを、より高い次元で説明してほしいということだ。

ーー19日に東証一部に上場したソフトバンクの株価が売り出し価格を大きく下回った。このような時期に延期になったのは、かえってよかったとの見方もある。

藤野:我々の資金調達は小さく、それほどキャッシュが必要なわけでもない。上場して株価が振るわないよりも、上場が止まった時の方のダメージが大きい。「あいつら黒だったんじゃないか」「裏に問題があるんじゃないか」とも思われかねない。(延期になったことで)投資しようとしていた人たちとの信頼関係にも影響するし、ロードショー(投資家への会社説明)もやり直さないといけない。

地合いがいい時に上場したって、そのうち地合いが悪くなれば株価は下がる。そうすると、あとは罵詈雑言の嵐になるはずだ。2年前に上場を決断をした時に、2年後のマーケットは分からなかった。根本的には、「出た時がベストだ」と考えている。その考え方は今も変わっていない。

ーー主幹事を変える可能性もあるのか。

藤野:それもノーコメント。このまま夫婦関係を続けるのか、円満離婚するのか、それとも離婚訴訟をするのか。主幹事を変えると上場申請からやり直す必要があるので1年半ぐらいかかってしまう。そのままであれば2月後半から3月に上場できる可能性もあるけど、また直前に(ほかの案件で)「驚きの白にしてください」と言われるかもしれない。

2019年中には上場できるのではないでしょうか。

ただ、それまでIPO資金は拘束されてしまうのかな?

私の場合は100株しか当選していないので、拘束資金は15万ほどなので問題ないですが。

ただ、ひふみ投信に毎月積立している私としては、上場延期よりも、日々含み益がどんどん減っていく方が辛いです。

一時は40万以上の含み益がありましたが、今は14,871円まで減ってしまっています・・・。

ただ、今の相場環境ではしょうがないとも言えます。

この弱気相場で利益を出せる人はいないと思います。出せるとしたら、信用口座で売りで入っている人やインバースETFなどに投資している人だけでしょう。

上記は昨日【2018年12月21日(金)】の日本株のパフォーマンスですが、東証一部2,130銘柄中、年初来安値を付けた銘柄は1,335もあります。(62.6%)

東証二部は495銘柄中305銘柄が年初来安値を付けています。(61.6%)

ただ、昨日は日経平均株価が-1.11%、TOPIXが-1.91%下落に対して、マザースは3.23%と一番下げが大きかったの、マザーズで年初来安値を付けた銘柄はさらに多いのではないでしょうか。

ここを底にあげていって欲しいですが、今は不安定要素が多すぎるので、上げるにしても一筋縄ではいかなそうです。

※追伸(2018年12月25日)
SBI証券で初めて当選したIPOは幻のIPOに・・・

12/25にSBI証券にログインしたら、上のようなお知らせがありました。

資金拘束を解除され、IPOチャレンジポイントが1ポイント付与されたようです。

ポートフォリオを確認すると、先日まであったレオス・キャピタルワークスがなくなっています。

念の為、SBI証券に電話して確認すると、いつ再上場になるか未定なので、今回の当選はなかったことになるそうです・・・。

仮に、また上場する時には、また抽選するそうです。

というわけで、初めてSBI証券でIPOに当選したと喜んでいたのですが、幻として終わってしまいました・・・。

SBI証券での初IPO当選を目指して、私の挑戦はまだまだ続きます・・・。

コメント

  1. 通りすがり より:

    証券会社からレオスへの嫌がらせだと思ってしまいます。
    手数料ビジネスで稼いでいた業界から見たら、ひふみは邪魔だったでしょうから。

    • nanamidaido より:

      通りすがりさん

      色々と推測できそうですが、IPOが当選した私としては延期はよかったと思っています。

      というのも、今日の日経先物が2万円割れしており、明日は寄り付きで日経平均株価が2万円割れする可能性が高く、ひふみの初値も期待できないからです。

      2019年中の再上場を気長に待ちたいと思っています。