この週末、南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでG20が行われ、注目されていた米中首脳会談も2時間半の協議を経て終了し、「米国が中国への追加関税を90日猶予する」と報道されています。
米、中国への追加関税を90日猶予 首脳会談で合意:日本経済新聞
米中両国は1日開いた首脳会談で、米国が中国への追加関税を猶予すると決めた。米中は貿易問題で協議を続け、中国の知的財産保護などで妥結点を探る。90日以内に合意できなければ、米国は2千億ドル分の中国製品の関税率を10%から25%に引き上げる。関税撤廃など完全解決には至らないが、交渉決裂による貿易戦争の激化は回避した。
90日で解決は困難という声もありますが、とりあえず年内の株価急落は避けられた形になったのではないでしょうか。
トランプ大統領は株価が自身の大統領としての通信簿みたいなところがあるので、中国に厳しくしすぎると米国の株価も下がってしまうというジレンマがあります。
また、今回の米中首脳会談には対中強行派のピーター・ナバロ大統領補佐官も出席したそうです。
ピーター・ナバロといえば、「Death by China」という本を書くだけだけでなく、自身が監督になって「Death by China」という映画も作っています。
プライム会員になると無料で見れますが、日本語字幕はありません。
ピーター・ナバロが書いた「米中もし戦わば」という本は翻訳されています。
この本といい、マイケル・ピルズベリーの「China 2049」を読むと、米中貿易摩擦を超えた米中冷戦は、来年解決するとかそういった問題ではなく、今後数年ずーと続いていくものだと思ってしまいます。
ここまでの含み損益
- 2015年12月31日:-779,005円
- 2016年1月31日:-1,518,786円 ←世界同時株安
- 2016年3月4日:-1,562,384円
- 2016年4月14日:-927,282円
- 2016年7月29日:-1,576,983円
- 2016年9月30日:-1,658,868円
- 2016年11月18日:-1,309,935円
- 2016年12月16日:-745,269円
- 2016年12月23日:-828,929円
- 2016年12月30日:-861,289円
- 2017年1月6日:-705,592円
- 2017年2月3日:-898,770円
- 2017年3月3日:-379,687円
- 2017年3月31日:+138,942円
- 2017年4月30日:+71,430円
- 2017年6月2日:+749,572円
- 2017年6月30日:-662円 ←複数銘柄を利益確定
- 2017年7月31日:+11,589円
- 2017年9月1日:+14,157円
- 2017年9月30日:+213,323円
- 2017年10月27日:+411,827円
- 2017年12月1日:+473,095円
- 2017年12月29日:+609,038円
- 2018年2月2日:+782,079円
- 2018年3月2日:+131,219円 ←米金利上昇からのVIXショックで世界的な株安局面に
- 2018年3月30日:+51,945円
- 2018年4月27日:+232,720円
- 2018年6月1日:+300,311円
- 2018年6月29日:+340,802円
- 2018年8月3日:+677,742円
- 2018年8月31日:+970,384円
- 2018年9月28日:+1,310,327円
- 2018年11月2日:+857,727円 ←米金利上昇、VIX上昇で世界的な株安局面に
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2018年11月30日(金)の含み損益
◆投資信託
- ひふみ投信(投資額111万円/月3万円積立):
+213,324/+19.22%(前月:+221,090/+20.47%) - セゾン バンガード・グローバルバランスファンド(投資額122万円/月3万円積立):
+70,091/+5.76%(前月:+54,034/+4.55%) - たわらノーロード先進国株式(楽天証券のiDeCoで月23,000円積立):
+9,251/+2.26%(前月:+7,950/+2.06%) - 楽天・全米株式インデックス・ファンド(SBI証券のつみたてNISAで毎日809円積立):
+2,523/+1.73%(前月:+1,522/+1.17%) - 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(SBI証券のつみたてNISAで毎日810円積立):
-1,517/-1.04%(前月:-2,202/-1.69%) - げんせん投信(投資額約16万円/SBI証券で毎日870円積立):
-11,410/-5.49%(前月:-11,827/-6.18%)
◎合計損益:+282,263円/+8.72%(前月:+270,567円/+8.71%)
投資信託は前月比で多少持ち直しました。
米国の感謝祭(サンクスギビングデー、11月第4木曜日)後から相場の雰囲気が少し変わったような気がしました。
ひふみ投信は第10期決算を迎え、運用報告書には2018年10月1日時点の日本株・米国株・中国株の組入銘柄が掲載されています。
モーニングスターのパフォーマンスを見ると、過去5年以上ではシャープレシオが1以上とリスク(=標準偏差)に対してリターンが高い状態ですが、過去3年ではリターンよりもリスク(=標準偏差)の方が高く、過去1年ではトータルリターンもシャープレシオもマイナスです。
※シャープレシオとはリターンをリスク(標準偏差=変動幅)で割ったもの。この数値が高いほど運用力が高いとされている。リターンが高く、リスク(標準偏差=変動幅)が低ければシャープレシオは高く出る。シャープレシオが1以上ならリターンの方が高い、1以下ならリスクの方が高い。
ただ、ここ数日のパフォーマンスは良くなっているので、年内に基準価額が50,000円まで戻してくれるといいのですが。
そして、「ひふみ投信」を運営する「レオス・キャピタルワークス」は12/25のクリスマスにマザーズに上場します。
ブックビルディング(IPOの申込期間)は12/6〜12/12で、SBI証券、マネックス証券、楽天証券でIPOの申込が可能です。
最近は証券口座の開設もネット申込だとかなり早くなっていて、私がGMOクリック証券の口座開設をした時は1週間もかからなくてビックリしました。
12月はIPOが20社もあるので、1つくらい当選して欲しいものです・・・。
また、12月のIPOに間に合わなくても、年初1発目のIPOは初値が高騰する傾向があるので、IPOの当選を狙いたい人はSBI・マネックス・楽天の3社の口座開設は必須だと思います。3社ともに完全抽選なので、当選するかどうかは運次第です。
ただし、SBI証券は資金力がモノをいう仕組みになっていますが、マネックス証券と楽天証券は資金力は関係ありません。
このあたりの詳細は以下の3記事に書いています。
- SBI証券のIPOに当選しやすくなるコツと申込方法・手順、資金量が多い人の方が有利なワケ
- 楽天証券でこっそりIPOの案件数が増加中。楽天証券でのIPO申込手順、完全抽選なので当選は運次第。
- マネックス証券のIPO抽選方法と申込手順、資金量が少なくても当選確率が下がらないので資金弱者に有利
申込する証券会社を増やすほどIPOの当選確率を上げることができますが、私は今のところたいして人気がなかった2銘柄しか当選していません。。
◆ロボアド
- THEO(テオ)(投資額22万円/月1万円積立):-2,702/-1.23% (前月:-4,132/-1.97%)
- WealthNavi(ウェルスナビ)(投資額21万円/月1万円積立):-4,299/-2.05%(前月:-5,987/-2.85%)
◎合計損益:-8,689(前月:-10,119)
ロボアドはどちらもマイナスですが、前月比では少し上昇しています。
ブル(強気)相場ではWealthNavi(ウェルスナビ)の方がパフォーマンスが良い印象がありましたが、最近のベア(弱気)相場ではTHEO(テオ)の方がパフォーマンスが良い傾向にあります。
THEO(テオ)は日本円では「-2,702(-1.23%)」でしたが、米ドルでは「-59.12(-3.00%)」だったので、円安効果が働いているようです。
株式は「米国の大型の割安株」のみプラスになっており、ユーロ圏のマイナスが大きいです。
WealthNavi(ウェルスナビ)のパフォーマンスを見ても、未だに米国一強状態が続いていることがわかります。
WealthNavi(ウェルスナビ)といえば、CEOの柴山和久さんが本を出版したようです。
◆個別株
- すかいらーく(3197/東一):+142,000/+18.02%(前月:+90,500/+11.48%)
- アンリツ(6754/東一):+61,200/+12.31%(前月:+60,600/+12.19%)
- チャームケア(6062/東二):+21,200/+6.92%(前月:+8,600/+2.81%)
- レントラックス(6045/マザーズ):-45,100/-4.82%(前月:+387,200/+41.36%)
- 三菱重工(7011/東一):-220,300/-33.79%(前月:-236,200/-36.23%)
◎合計損益:-41,000/-1.29%(前月:+310,700/+9.77%)
個別株は「レントラックス」の株価が大幅に下がってしまったので、トータルで4万円ほどのマイナスになってしまいました。
一方、「すかいらーく」の株価が好調で、年初来高値が数日続き、含み益も14万を超えています。12月末の優待権利日の2週間前くらいが今年の株価のピークになるのではないでしょうか。(前回6月は優待権利日の2週間前がピークでした)
ここからさらに上がるのか?それとも、優待権利日前の利益確定に押されるのか?
どうなるのか分かりませんが、日本では優待が充実している内需銘柄は株価が下げても優待目当ての買いが入ってくるので、株価が安定的な動きをする印象があります。米中貿易摩擦の影響などは全く受けません。
そして、「チャームケア」が11月30日に東証二部から東証一部への昇格を発表しました。昇格日は12/7です。
東証一部に昇格すると、TOPIXに連動する投資信託やETFなどからの買いが入ってくるのですが、東証一部昇格をきっかけに利益確定する投資家もいると思うので、明日から株価がどんな動きをするのか楽しみです。
私は保有株の昇格は初めての体験ですが、チャームケアは200株しか保有していないので、東証一部昇格後の株価の動きを保有しながら見ていきたいと思っています。
200株だけでも保有していると、銘柄の動きに真剣に向き合うことになるため、そのぶん学びも多いという印象があります。
ちなみに、金曜日の終値は1,638円でしたが、SBI証券のPTS(15時にマーケットが閉まった後の時間外取引)では1,720円まで上昇しています。
チャームケアといえば、四半期決算を見ていて思ったのですが、都心の有料老人ホームの月額費用が私の想像を超える金額でした。
一時金なしだと、都心の高級賃貸物件のような月額利用料となります。
チャームケアは首都圏での老人ホームの開設を加速するとともに、アッパーミドル〜富裕層を対象とする中高価格帯へターゲットをシフトしています。
全46ホーム中13物件が自社所有物件のため、ヘルスケアREITからの購入引き合いも強いそうですが、自社所有の収益性が良いため、現時点では売却予定はないようです。
上のグラフはGMOクリック証券で見ることができる「チャームケア」の財務諸表をグラフ化したものです。
GMOクリック証券はビジュアルで様々な視点から銘柄分析ができます。
◆海外ETF・米国株
海外ETFは信託報酬が最安値で歴史もある「バンガード(VANGUARD)」の4銘柄にマネックス証券で投資しています。
さらに、4銘柄のETFから受け取った配当金で「PM(フィリップモリス)」で購入しました。
加えて、「One Tap BUY(ワンタップバイ)」でも、米国株28銘柄を積み立てています。(毎月1銘柄につき1000円積立)
- VOO(米国S&P500に連動):+218,308(前月:+197,559)
- VTI(米国市場のほぼ100%に投資):+191,953(前月:+170,939)
- VT(全世界):+24,760(前月:+8,972)
- PM(フィリップモリス):+10,247(前月:+12,662)
- VWO(新興国):-88,837(前月:-126,425)
- One Tap BUY(米国株積立):+26,795(前月:+22,872)
◎合計損益:+383,226円(前月:+286,579円)
米国株が少し持ち直したため、前月比で10万ほど含み益が増えています。
新興国が投資対象の「VWO」は未だに厳しい状況が続いており、88,000円ほどの含み損状態となっています。
ドルベースで見ても「VWO」はマイナスです。
アップルの株価が軟調です。10月3日に付けた高値から20%以上も下落し、マイクロソフトに時価総額1位の座を奪われています。
私は先日、iPhoneの機種変更をしたのですが、ちょっと高いですよね。。
毎月米国株28銘柄に1000円ずつ積立している「One Tap BUY」は26,000円ほどの含み益となっています。
先月、「One Tap BUY」から受け取った配当は合計で445円です。
◆合計
- 投資信託:+282,263円(前月:+270,567円)
- ロボアド:-8,689円(前月:-10,119円)
- 個別株:-41,000円(前月:+310,700円)
- 海外ETF・米国株:+383,226円(前月:+286,579円)
◎合計損益:+615,800円(前月:+857,727円)
11月末時点での含み益は61万円ほどと、先月比で20万以上も減ってしまいました。
明日からの年末相場はどうなるか分かりませんが、できればここからさらに上昇して、落ち着いた年末年始を迎えたいものです。
先日、大量に投資本を購入したので、近いうちに「年末年始に読みたい本」として紹介したいと思っています。
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