2018年一年間の世界の株価指数の株価チャート、ドル円とユーロドルの動きを確認

年末ということで、2018年の世界の株価の動きを振り返ってみたいと思います。

2018年は2月、10月、12月に大きな株価下落がありました。

日経平均株価は10月2日に27年ぶりの高値(24,448円/終値24,270)を付けましたが、その後、急落。

12月25日のクリスマスには1年3カ月ぶりに2万円を割り(クリスマスショック)、翌26日には年初来安値(18,948円/終値19,327円)を付けました。

日本経済新聞によると、2018年は以下のようにボラティリティの大きい年だったようです。

株式市場、記録ずくめの2018年 日経平均7年ぶり下落:日本経済新聞(2018/12/28)

  • 日経平均株価は年間で7年ぶりに下落(-2750円/-12%)
  • 2012年末から始まったアベノミクス相場で初の下落
  • 10月2日に27年ぶりの高値(24,448円/終値24,270)
  • 10月の下落幅は2199円(9%)、リーマン・ショック直後の2008年10月以来の大きさ
  • 12月25日に1010円安となり、1年3カ月ぶりに2万円を割る
  • 日経平均株価は2018年に2度、1000円超下落(1000円超の下げが複数回あったのは、最高値からの下落が続いた1990年以来28年ぶり)
  • 12月の月間下落率は10.5%と、欧州の経済不安が高まっていた2010年5月以来の大きさ
  • 12月25日時点の日経平均PBRは0.99倍と6年ぶりに1倍を下回る、予想PERも10.7倍と6年半ぶりの低水準
  • 海外投資家の日本株売越額は5.6兆円を超え、売越額は1987年以来31年ぶりの大きさ

株価にはあらゆるファンダメンタルズが先行性を持って含まれると言う人がいますが、日本を含めた世界の代表的な株価指数の2018年の株価チャートを振り返ってみたいと思います。

2018年は「高値から20%下落したらベア・マーケット(弱気相場)入り」という表現をよく見かけたので、最高値と最安値からの下落率(オレンジ色の数値)も確認してみました。

ソースは「Bloombergの世界の株式指数」です。チャートをクリックすると該当ページに飛びます。

米国

NYダウ

30銘柄
年初来リターン:-6.70%

S&P500指数

500銘柄(市場時価総額の約80%を網羅)
年初来リターン:-7.03%

NASDAQ(ナスダック)

年初来リターン:-4.62%

ラッセル2000

2000銘柄
年初来リターン:-12.87%

米国市場はナスダックやラッセル2000といった新興銘柄は弱気相場入りしていますが、S&P500とNYダウはギリギリのところで耐えています。

日本

日経平均株価

225銘柄
年初来リターン:-12.08%

TOPIX

年初来リターン:-17.80%

マザーズ

年初来リターン:-34.06%

ジャスダック平均

年初来リターン:-18.74%

日本市場は全てが弱気相場入りしていますが、特にマザーズが年初来リターン-34.06%、最高値から最安値が-44.13%と下げ幅が大きくなっています。

マザーズは個人投資家が多いので、今年は個人投資家でやられてしまった人は多そうです。

ヨーロッパ

ユーロ・ストックス50

50銘柄(ユーロ圏12カ国の流動性上位)
年初来リターン:-14.64%

イギリス FTSETM100

100銘柄(時価総額上位)
年初来リターン:-12.41%

ドイツ DAX30

30銘柄
年初来リターン:-18.26%

フランス CAC40

40銘柄(流動性上位)
年初来リターン:-11.93%

イタリア FTSE MIB

40銘柄(時価総額上位)
年初来リターン:-16.15%

スイス SMI

年初来リターン:-10.15%

ロシア RTS

50銘柄(流動性上位)
年初来リターン:-7.65%

欧州市場はドイツとイタリアの下げ幅が大きかったようです。

アジア

中国 上海総合指数

年初来リターン:-24.59%

香港ハンセン

年初来リターン:-14.76%

韓国 KOSPI

年初来リターン:-17.28%

インド SENSEX

年初来リターン:+5.93%

今年は米中貿易戦争の初年度なので、中国の下げ幅が大きいのは納得できますが、それでもマザーズほど下げていません。

インドは年初来リターンで今ところの唯一のプラスです。

東南アジア

シンガポールST指数

30銘柄(時価総額上位)
年初来リターン:-10.27%

タイSET指数

年初来リターン:-10.82%

クアラルンプール総合指数

30銘柄(時価総額上位)
年初来リターン:-5.83%

ベトナムVN指数

年初来リターン:-9.32%

フィリピン総合指数

年初来リターン:-12.76%

インドネシア ジャカルタ総合指数

年初来リターン:-2.54%

東南アジアではベトナムとフィリピンの下げ幅が目立ちます。

北米

カナダ S&Pトロント総合指数

年初来リターン:-12.26%

南米

ブラジル ボベスパ

年初来リターン:+15.03%

メキシコ IPC指数

年初来リターン:-16.00%

年初来リターンで見ると、2018年に一番上昇したのはブラジルです。

2018年度で年初来リターンがプラスになったのは、今回掲載した中ではインド(+5.93%)とブラジル(+15.03%)のみになります。

オセアニア

オーストラリア ASX

500銘柄(時価総額上位)
年初来リターン:-7.32%

ニュージーランド NZX50

年初来リターン:+1.05%

他にも様々な国がありますが、とりあえずこんなところにしておきたいと思います。

今年は米中貿易戦争(米中冷戦)が起こったので、株価の最高値から最安値への下落率は中国の「上海総合指数(-30.14%)」が一番大きいと私は思っていたのですが、実は日本のマザーズ指数が-44.13%と一番下げていました。

日本の株式市場は外国人投資家が約7割と言いますが、2018年の海外投資家の日本株売越額が5.6兆円超と、1987年以来31年ぶりの売越額になったことも原因なのでしょうか?

でも、外国人投資家って流動性が高い東証一部銘柄に投資しているイメージがなんとなくあるのですが・・・。

外国人投資家によるアベノミクスへの期待はすでになくなってしまったようで、10月2日の日経平均2万4000円は絶好の利益確定の売り場となってしまったようです。

2019年も日本株は外国人投資家のマネーが入ってこないと厳しい展開となりそうな予感です。

為替

ドル円

日本株のマイナス材料として、年末にかけてドル円が円高に進んだことがあります。

12月19日のFOMCで、パウエルFRB議長が2019年の利上げペース減速(3回から2回)を打ち出してから、日米金利差縮小を見込んでか円高方向に動いています。

ただ、今日(2018年12月31日)の「CME FedWatch」を見ると、金利先物市場では2019年は6月も12月も利上げ確率は13〜15%台となっています。

ドットチャートを見ても、FOMC各メンバーの中央値(水色のドット)だと2020年まで利上げする予定のようですが、金利先物市場(赤いドット)では「2019年は利上げなし」「2020年は利下げ」という予想になっています。

利上げがないとなると、日米金利差はこれ以上広がらなくなりますし、2019年は他にも不確定要素が多々あるので、2018年よりも円高が進むかもしれません。

円高が進むと、日本株のパフォーマンスだけでなく、外国株のパフォーマンスも為替差損のぶん、円ベースで見た時に悪くなります。

ユーロドル

2018年はドルが新興国通貨だけでなく、ユーロに対しても買われる動きが続いたようです。

ユーロは明日(2019年1月1日)で導入から20年を迎えますが、決済通貨としてはドルに続く世界2位の地位を築き、ユーロドルは為替の世界では一番取引量が多い通貨ペアとなっています。

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