私は2015年6月と8月にマネックス証券でバンガード(Vanguard)の米国ETFの4銘柄(VT・VWO・VOO・VTI)を購入し、未だに保有中です。
ふと、「ドル円の為替レートがいくらの時に買って、日本円で総額いくら投資して、今まで受け取った配当金はいくらなんだろう?」と思ったので、マネックス証券の外国株の管理画面で確認してみました。
マネックス証券で外国株や海外ETFの購入時の情報を調べる手順
まずは、購入時の情報を調べようと思います。
2015年に買ったので、あれから3年も経っているので、当時の為替レートとか正確には覚えていません。確か、1ドル122円くらいで買った記憶があるのですが・・・。
「マネックス証券」にログインして「外国株」ページに入った後、「口座情報」→「取引履歴」と進むと、過去18ヶ月分の取引履歴を見ることができます。
つまり、この「取引履歴」ページでは、過去1年半の取引履歴しか見ることができないので、購入時の情報や1年半より以前に受け取った配当金をチェックすることができません。
そこで、左のメニューから「報告書」をクリックします。
マネックス証券に関わらず、他の証券会社でも「報告書」をチェックすることで、購入時の情報を調べられます。
すると、「電子交付サービス閲覧メニュー」という小窓が開きますので、「取引報告書閲覧」をクリックします。
この画面ではピンク枠の3箇所だけ選択します。
「報告書の種類」では、購入時の内容を確認したい場合は「外国証券取引報告書」を選択。
受け取った配当の内容を確認したい場合は「外国証券権利配当案内書兼支払通知書」を選択。
「期間(約定日)」は私のケースでは「5年前からの取引」でOKだと思います。
5年以上前の取引を調べたい場合は「約定日を指定」から期間を選んでいきます。
その結果、このようになりました。これで「以上の条件で、報告書の一覧を表示する」をクリック。
私が2015年に購入したバンガードETF4銘柄が掲載されています。
左側のPDFアイコンをクリックします。
とりあえず、「VOO」の報告書を開いてみました。
為替レートを確認してみると・・・1ドル124.49円・・・私が思っていたよりも円安の時に買ってしまっていたようです。。
基本的に外国株や海外ETFは円高の時に買って、円安の時に売れば為替差益(為替変動による利益)が得られます。
一方、私のように1ドル120円を超えるような円安の時に買ってしまうと、為替差損(為替変動による損失)が出やすくなります。。
ただ、マネックス証券のスタッフさんに聞いたのですが、外国株や海外ETFの場合、株高の時に利益確定して、ドルをそのまま外国株口座で保有しておいて、円安になった時に円転(ドルを円に両替)すれば、その時の為替差益には税金がかからないそうです。
なので、私のように円安時に購入して、仮に円高時に利益確定した場合、為替差損が出る分、利益も減り、源泉徴収(天引き)される税金も減ります。
そして、将来、1ドル125円を超えるような円安になった時に円転(ドルを円に両替)することで、この為替差益は税金を引かれることなく、そのまま円口座に移動できることになります。
といっても、いつ円安になるのか分かりませんが・・・。
とりあえず、2018年は1ドル120円を超えるような円安局面は来ないでしょう。
また、仮に円安(=ドル高)になったとしても、日本企業が円高で株安になりやすいように、米国企業もドル高(=円安)になると、株価は下落しやすくなります。
なので、ドル高(=円安)の時に買ったから、ETFの株価が比較的安い時に仕込めたという見方もできます。
なかなか、難しいところです・・・。
ちなみに、現在の海外ETF4銘柄の円ベースの損益は以下のようになっています。
ドルベースで見ると、4銘柄ともにプラスなのですが、為替差損が出ている分、円ベースでみると「VWO」だけマイナスです。
他3銘柄は為替差損を上回る株高になっているのでプラスです。
バンガード(Vanguard)米国ETF「VT・VWO・VOO・VTI」購入時の情報まとめ
さて、私が投資したバンガード(Vanguard)ETF4銘柄の購入時の情報をまとめてみたいと思います。
ティッカーシンボル | VT | VWO | VTI | VOO |
---|---|---|---|---|
約定日 | 2015/06/16 | 2015/06/16 | 2015/08/13 | 2015/08/21 |
数量 | 96株 | 147株 | 76株 | 43株 |
約定単価(外貨) | 62.380ドル 現在の単価 |
41.080ドル 現在の単価 |
106.500ドル 現在の単価 |
188.000ドル 現在の単価 |
売買代金(外貨) | 5,988.48ドル | 6,038.75ドル | 8,094.00ドル | 8,084.00ドル |
国内取次手数料(外貨) | 20.00ドル | 20.00ドル | 20.00ドル | 20.00ドル |
消費税(外貨) | 1.60ドル | 1.60ドル | 1.60ドル | 1.60ドル |
最終換算金額(外貨) | 6,010.08ドル | 6,060.35ドル | 8,115.60ドル | 8,105.60ドル |
為替レート | 1ドル124.44円 | 1ドル124.44円 | 1ドル125.29円 | 1ドル124.49円 |
最終換算金額(円) | 747,894円 | 754,149円 | 1,016,803円 | 1,009,066円 |
4銘柄の投資額合計(円) | 3,527,912円 |
為替レートが壊滅的な円安です・・・。
しかも、「VTI」なんて前回の円安マックスの時に買ってしまったのではないでしょうか・・・。
1ドル125円なんて、なかなか見れない数字です。。
当時は為替差益や為替差損のことは特に考えずに、勢いで買ってしまっていました。。
今のような1ドル105円ほどなら、為替レートだけで判断するなら、外国株や海外ETFの買い時かもしれません。ただ、今は株高局面ですが。
株安・円高のタイミングがベストですが、そんなベストタイミングが来るのを待っていてはいつまでたっても投資できなくなってしまうので、そう考えると、投資信託による積立が一番のように今は思います。
「ドルコスト平均法」を味方につけるのが一番ですね。
そもそも、「ドルコスト平均法」はその名前から伺えるように、為替で損をしないようにドルの調達額を平準化するために生まれた方法と聞いたことがあります。
バンガードの「VT」と「VTI」は「つみたてNISA」で投資するので、こちらでは「ドルコスト平均法」で大きな為替差損にやられないで済みます。
外国株や海外ETFから今まで受け取った配当金の総額を調べる方法
さて、ここからは今まで受け取った配当金の総額を調べる方法です。
先ほどの「報告書」ところで、今度は「外国証券権利配当案内書兼支払通知書」を選択します。
今まで受け取った配当金に関する「取引報告書」がずらーと並んでいます。
1ページでは足らず、2ページに分かれているようです。
PDFアイコンをクリックして、中身をチェックします。
受け取った配当金はピンク枠の「お受取金額」でチェックします。ドル表示なので、このケースでは36.54ドルです。
ちなみに、外国株や海外ETFの配当金は米国で10%、日本で20.315%課税されます。
青枠で「国外税率(%)」とあり、その下に「10」とありますが、これが米国で引かれている税率です。
二重課税になるので、確定申告で「外国税額控除」をすれば、米国で課税された分の税金は取り戻せるそうです。(全額ではないケースが多いそうですが)
私は2017年に受け取った配当を確定申告で「外国税額控除」する予定なので、これに関しては後日別記事で詳細を書きたいと思います。
報告書の「取引残高報告書閲覧」から配当履歴を調べる方法
ちなみに、今まで受け取った配当金の総額を調べる方法はもう1つあります。
先ほどは報告書の「取引報告書閲覧」でしたが、今度は「取引残高報告書閲覧」をクリックします。
上記のように設定すると・・・
先ほどは2ページにも渡るPDFアイコンがありましたが、こっちだとPDFの数が少なくなっています。
というのも、1のPDFに複数の取引がまとまっているからです。
ちょい見づらいですが、左側のピンク枠に「外国株配当」と書いてあり、右側のピンク枠に配当金が書いてあります。
バンガード(Vanguard)米国ETF「VT・VWO・VOO・VTI」から受け取った配当金の総額
さて、私が今まで受け取った配当金を年度ごとにまとめてみたいと思います。
ティッカーシンボル | VT (全世界) 2015年6月購入 |
VWO (新興国) 2015年6月購入 |
VTI (米国市場ほぼ100%) 2015年8月購入 |
VOO (米S&P500指数に連動) 2015年8月購入 |
---|---|---|---|---|
受取金額 | 31.20ドル(2015/07/06) | 40.71ドル(2015/07/06) | ||
19.22ドル(2015/10/05) | 47.45ドル(2015/10/05) | 27.71ドル(2015/10/05) | 29.40ドル(2015/10/01) | |
25.36ドル(2015/12/30) | 16.78ドル(2015/12/30) | 31.80ドル(2015/12/30) | 33.70ドル(2015/12/30) | |
合計 | 75.78ドル | 104.94ドル | 59.51ドル | 63.1ドル |
年間合計 | 303.33ドル |
ティッカーシンボル | VT (全世界) |
VWO (新興国) |
VTI (米国市場ほぼ100%) |
VOO (米S&P500指数に連動) |
---|---|---|---|---|
受取金額 | 15.31ドル(2016/03/23) | 6.03ドル(2016/03/23) | 26.17ドル(2016/03/23) | 31.0ドル(2016/03/30) |
32.11ドル(2016/06/22) | 29.50ドル(2016/06/22) | 32.08ドル(2016/06/22) | 29.41ドル(2016/06/29) | |
21.43ドル(2016/09/21) | 47.45ドル(2016/09/21) | 29.39ドル(2016/09/21) | 27.24ドル(2016/09/21) | |
31.48ドル(2016/12/29) | 17.95ドル(2016/12/29) | 39.64ドル(2016/12/29) | 39.99ドル(2017/01/04) | |
合計 | 100.33ドル | 100.93ドル | 127.28ドル | 127.64ドル |
年間合計 | 456.18ドル |
ティッカーシンボル | VT (全世界) |
VWO (新興国) |
VTI (米国市場ほぼ100%) |
VOO (米S&P500指数に連動) |
---|---|---|---|---|
受取金額 | 17.45ドル(2017/04/06) | 7.51ドル(2017/03/30) | 29.56ドル(2017/04/03) | 38.62ドル(2017/03/30) |
32.11ドル(2017/07/07) | 26.70ドル(2017/06/29) | 31.35ドル(2017/06/29) | 31.17ドル(2017/07/03) | |
24.39ドル(2017/10/04) | 55.04ドル(2017/09/27) | 30.16ドル(2017/09/29) | 36.29ドル(2017/09/27) | |
33.86ドル(2017/12/26) | 22.38ドル(2017/12/29) | 36.70ドル(2017/12/29) | 36.54ドル(2018/01/05) | |
合計 | 107.81ドル | 111.63ドル | 127.77ドル | 142.62ドル |
年間合計 | 489.83ドル |
ここでは年間受取配当を計算しやすいように、1月頭に受け取った配当(緑色)を前年度に入れています。
3年間で合計1249.34ドルの配当金を受け取っています。1ドル100円計算なら日本円で12万4934円、1ドル110円なら13万7427円、1ドル120円なら14万9920円です。
この2年では「VOO」の配当利回りが一番高いようです。
2017年は2016年と比べると、配当金が増えていますが、2018年はどうなるのでしょうか?
私は「つみたてNISA」でバンガードETFを投資対象とする投資信託を選んだので、とりあえず今年中は保有して、2019年中にこの4銘柄の米国ETFは売却することも考えています。
そして、円安になった時にドルから円へ両替しようと思っています。
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