昨晩は米国株は売りが売りを呼ぶ展開となり、大幅に下落しました。
それを受けて、本日の日本株も大幅に下落しています。
節目は20と言われている「VIX(恐怖指数)」は37.3と異様に高くなっており、2016年2月の世界同時株安の再来のような雰囲気になっています。
私の含み益もだいぶ減ってしまいました。。
各国の株価
Yahooファイナンスで、この記事を書いている段階(2018年2月6日12時頃)の各国の株価をチェックしてみたいと思います。
NYダウが1175ドルも下落し、1日の下げ幅としては過去最大だそうです。
ただ、下げ率では4.6%と過去の◯◯ショックの時のように大きくはありません。
米国市場はナスダックも3.78%下落、S&P500も4.10%下げています。
アジアでは日本の下げ幅が一番大きくなっています。
日経平均株価は1000円以上も下げ、2017年10月頃の水準まで落ちています。
ドル円も108.7円まで円高が進んでいます。
ヨーロッパは現状では下げ幅は低いですが、上のデータは昨晩の米国市場の前なので、今日の夕方以降の展開に注目です。(欧州市場は日本時間の夕方、米国市場は日本時間の夜にオープン。)
米国下げ、日本下げの流れを受けて大きく下げるのか、それとも・・・。
私の含み益も大幅減少
株価急落を受け、私の含み益も大幅に減少しています。
まず、米国株29銘柄に毎月1000円ずつ積立している「One Tap BUY」は一気に2500円ほどのマイナスになってしまいました。。
ちょっと前まで15000円ほど含み益が出ていたのですが。。
こんな状況ですが、アマゾンとボーイングだけは1000円以上の含み益が出ています。
次に、マネックス証券で投資している米国ETF4銘柄です。
ちょっと前は、VOOが40%プラスだったのですが、今は27%まで含み益が減っています。
ただ、VWO(新興国)の下落幅は少ないようです。
私が毎月積立している投資信託では、まず「ひふみ投信」が1569円も下げています。
ひふみ投信がこれだけ下げるのは非常に珍しいので、押し目買いしてくる投資家もいそうです。
ただ、投資信託はリアルタイムでは買えず、実際に約定されるのは2日営業日後とかになりますが。
一方、世界の株式と債券に50%ずつ投資する「セゾン バンガード・グローバルバランスファンド」は上昇しています。
一時、2.85%まで上昇した米国10年債利回りが2.6%台まで落ちてきているので、債券価格は上昇しているからでしょうか?(債券の場合、利回りが下がると価格は上がる。)
「セゾン バンガード・グローバルバランスファンド」は債券が半分入っているので、株価暴落局面では債券がクッションの役割となり、下落相場でも大きく下げない安定感を感じます。
個人的に下げ相場に強そうなイメージを持っているロボアドの「THEO(テオ)」ですが、1400円ほどマイナスになっています。
ただ、米ドルベースだと10ドルほどプラスです。ここ数日で円高が進んでいるので、円ベースで見ると為替差損が出てしまいます。
「THEO(テオ)」は様々な銘柄に分散投資していますが、円ベースでプラスになっているのは「コモディティの先物」と「金(現物)」のみです。
ロボアドの「WealthNavi(ウェルスナビ)」は円ベースだと1392円のマイナス、ドルベースだと7.61ドルのプラスです。
円ベースでは「新興国」と「金」のみがプラスです。
こんな感じで、だいぶ含み益が減っていますが、気になるのは今後の展開です。
日本市場は後場に入っても下落基調が進んでいます。
これを受けて、夕方からの欧州市場、夜の米国市場がどう動くのか?
特に、今夜のNYタイムには注目したいと思っています。
米国の経済指標は好調なので、そろそろ流れが変わるじゃないかと思っているのですが、どうなることでしょう・・・?
今日は買い場という見方も・・・
これ以上、下げないで欲しいですが、見方によっては今は仕込み場になる可能性もあります。
2016年2月の世界同時株安の時も、2015年8月のチャイナショックの時も、後から振り返ると数少ない仕込み場でしたから。
私は米国ETFから出た配当金が10万円以上あるので、この配当金で昨晩からヨーロッパ市場に投資するバンガードのETF「VGK」を指値注文しています。
私が指値した額まで落ちてきたら約定されます。
今回の世界同時株安の流れを振り返ると、私は以下のようにざっくり解釈しています。
・去年はなかなか上がらなかった米国債10年利回りが急上昇(一時2.85%まで上昇)
↓
・債券価格が下落(=利回り上昇 ※債券は利回りと価格が逆相関)
↓
・元々、割高に感じていた米国株が、債券価格が下がったことでさらに割高に見えてくる
↓
・割高に感じる株式を利益確定の売り
↓
・売りが売りを呼ぶ展開に
↓
・リスクオンからリスクオフに逆回転
↓
・AIなどのプログラム取引によって下落加速(フラッシュ・クラッシュ)
↓
・世界同時株安
ただ、世界的に企業の業績は良いですし、米国の経済指標も非常に良いです。昨日のISM非製造業景況指数も市場予想56.7のところ59.9と予想を上回る結果が出ています。先日の米雇用統計も予想を上回る結果でした。
そういう意味は、今日は買い場のようにも見えてきますが、どうなるでしょうか?
コメント