6月21日に作成された「ひふみ投信 2017年6月度中間報告」の中で、「ひふみ投信」が米国株への投資を開始したことが記述されていました。
NASDAQ市場が高値警戒感から下落するタイミングで米国株への投資を開始したようです。
どの銘柄に投資したのかは書いていませんが、6月9日にNASDAQのIT銘柄が急落したので、その中のどれかの可能性があります。
ナスダック急落、主力IT銘柄に売り ダウは最高値:日本経済新聞(2017/6/10)
9日の米株式市場でIT(情報技術)・ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が前日比1.8%安と急落した。新型スマートフォン(スマホ)の発売が遅れるなどと伝わったアップルが急落し、主力のIT銘柄に売りが広がった。一方、金融株などが買われダウ工業株30種平均は過去最高値を更新した。
ナスダック指数は前日比113.846ポイント(1.8%)安い6207.918で取引を終えた。
一部の証券会社のリポートでアップルのスマホ次期モデルの性能が期待に届かず、発売時期が遅れるとの観測が浮上して売りが先行。アルファベット(グーグル)、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなど主力銘柄に売りが波及した。
空売り投資家のシトロン・リサーチは米画像処理半導体(GPU)のエヌビディアを割高と指摘するリポートを配信し同社株は6%安となり、動画配信のネットフリックスも5%近く下げた。
この記事の中に出てくる銘柄は以下の6社です。
- アップル
- アルファベット(グーグル)
- アマゾン
- マイクロソフト
- エヌビディア
- ネットフリックス
米国株36ドル安、IT株安で心理悪化 GEは大幅高:日本経済新聞(2017/6/13)
前週末に米市場でフェイスブックやアマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの持ち株会社のアルファベットなど「FANG」と呼ばれる主力IT(情報技術)株などが急落した。12日は世界の株式市場でIT株に売りが広がり、投資家心理が悪化。運用リスクを避ける目的の売りが朝方から目立った。ダウ平均では証券大手が投資判断を引き下げたアップルが下げ、指数を押し下げた。
以下の5銘柄は「FANG」もしくは「FAANG」と呼ばれています。
- フェイスブック(FB)
- アマゾン・ドット・コム(AMZN)
- アップル(AAPL)
- ネットフリックス(NFLX)
- アルファベット(GOOG)
「ひふみ投信」は株価が調整したタイミングで上記「FANG(FAANG)」のうち、どれかを買ったのではないか?と個人的に思いました。
また、ひふみ投信は半導体関連企業に対する見方は強気と言っているので、「エヌビディア(NVDA)」の可能性も大です。
以前から、ひふみ投信は米国株への投資を考えていると言っていたので、とうとう始まったという印象で個人的には嬉しいニュースです。
※追伸(2017年7月4日)
ひふみ投信の月次報告書(2017年6月)によると、ひふみ投信が投資した米国株は「マイクロソフト(組入率1.7%)」と「アマゾン(組入率1.4%)」の2社で、今後は買い増しをしながら長期投資をする予定ということです。
月次報告書にはさらに次のようにも書いてありました。
米国株の投資は当面10%以内を考えております。日本の超大型株の代替投資という側面が強く、日本の超大企業の成長力不足を一部米国株でカバーする戦略です。米国株はあと数名柄組み入れる可能性があります。
私も「One Tap BUY」でマイクロソフトとアマゾンは積立しながら長期投資する予定です。
ひふみ投信の運用成績
6月24日発行の最新の目論見書を見ると、基準価額も純資産も順調に右肩上がりであることが確認できます。
年間収益率も過去6年はずーとプラスです。2008年から積立をしていた人は、今頃、ひと財産作ったのではないでしょうか・・・。
ひふみ投信のYahoo!ファイナンスの掲示板では、本当かどうか分かりませんが、かなりの含み益が出ている報告があります。
これは「ひふみ投信」の管理画面のキャプチャですが、私は60万円を投資して、それが745,283円になっているので、現在の評価損益は145,283円になっています。
だいたい、プラス24%のパフォーマンスです。毎月3万円を積立投資しています。
米国株への投資によって、年末に30%プラスになってくれたら嬉しいですが、どうなるでしょうか?
私はさらにOne Tap BUYで米国株の積立も始めようと考えています。
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