11/9(水)に米大統領選で大方の予想に反してトランプ大統領に決まりました。
その後、こちらも予想に反して、円安株高になっています。
戦前の予想では、トランプが米大統領になったら、リスクオフになって1ドル100円くらいまで円高になるのでは?と言われていました。
しかし、蓋を開けてみると、昨日の段階で1ドル110円と大幅な円安となり、それにつられ、日経平均は昨日、久しぶりに18,000円台を付け、終値は17,967円でした。
日経平均はここまま上げ続け、2万円を回復するのか?
それとも、何らかの原因でリスクオフになり、円高株安になってしまうのか?
とりあえず、トランプ相場2週間はリスクオンの相場となり、株価は大幅に上げました。
来週以降のトランプ相場3週目からの展開に注目です。
トランプが大統領に決まってから、円安株高になった理由
米大統領選挙からニュースはいつも以上にチェックしていたのですが、トランプが大統領に決まってから円安株高になった理由には以下のような要因があるようです。
◎トランプが大統領になったら「大規模なインフラ投資」と「減税による経済政策」が行われる。
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◎米国債の増発が予想される。
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◎インフレになることが予想される。
↓
◎世界の債券市場で将来のインフレ到来を予想する債券売りが活発
↓
◎債券価格低下 → 債権利回り上昇
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◎米国を中心に先進国の利回りが軒並み上昇基調(米国債10年の金利は大統領選開票前の1.85%から2.35%に上昇)
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◎日本はマイナス金利(日銀、長短金利差であるイールドカーブを操作目標)
↓
◎日米金利差が拡大(金利が高い米ドルの方が魅力的)
↓
◎ドル買い
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◎ドル高円安(1ドル110円)
↓
◎円安効果で日経平均株価が上昇(トヨタのような輸出企業は円安の方が利益が増える)
↓
◎日経平均株価は1/7以来の18000円回復
私が今回始めた知ったのは、日米の金利差が広がると、ドル高円安になるということです。
マネーは金利の高い方に向かいます。
普通預金の金利3%と0.02%なら、ほとんどの人は金利3%の銀行に預金するのと同じです。
こうして、新興国に向かっていたマネーはアメリカに向かいます。
リスクオフの時に安全通貨として評価されて買われる日本円も、リスクオンに向かうと売られて株などのリスク資産に向かいます。
こうして、米ドルの価値は上がり、日本円の価値は下がり、ドル高円安になります。
日経平均は輸出で儲かっている企業の割合が多く、ドル円の為替との連動性が高いので、円安になれば輸出企業の利益が上がるので、日経平均の株価も上がります。
米大統領選挙(11/9)から昨日(11/18)までの「ドル円」と「日経平均」のチャートをチェックしてみましょう。
◎ドル円
◎日経平均
こうやって見ると、日経平均はドル円に追随していることを実感できます。
日本のザラ場は金曜日15時で閉まりますが、ドル円はアメリカ市場で日本時間土曜日の朝6時くらいまで動いているので、来週の月曜日の寄り付きでは、日経平均はまた18000円台を回復するのではないでしょうか?
昨日のアメリカ市場で、ドル円はさらにドル高円安になり、111円に近づきましたからね。
米大統領選から2週間、2016年11月18日(金)終値時点での含み損益
というわけで、日経平均が大幅アップし、アメリカ株も上昇傾向にあるので、私の含み損もけっこう減っているのではないかと思いました。
とりあえず、今までの含み損益は以下の通りです。
- 2015年12月31日:-779,005円
- 2016年1月31日:-1,518,786円
- 2016年3月4日:-1,562,384円
- 2016年4月14日:-927,282円
- 2016年7月29日:-1,576,983円
- 2016年9月30日:-1,658,868円
なんだか、見ていて悲しくなってきます・・・。
9月末にはとうとう165万円もの含み損となっています・・・。
資産運用どころか、資産減少です・・・。
体重は増えるのに、資産は減っていきます・・・。
でも、トランプ相場で世界はリスクオンに今のところなっています。
おそらく、私の含み損もかなり減っているのではないでしょうか?
さっそくですが、チェックしてみたいと思います。
◆投資信託
- ひふみ投信:+20,819(+5.78%)(投資額36万円)
- コモンズ 30ファンド:-794(-0.38%)(投資額21万円)
- ユニオンファンド:-1,104(-0.83%)(投資額14万円)
- 浪花おふくろファンド:-3,414(-2.44%)(投資額14万円)
- コドモファンド:-4,070(-2.91%)(投資額14万円)
- 結い2101:-4,828(-2.30%)(投資額21万円)
- かいたくファンド:-9,369(-6.69%)(投資額14万円)
- らくちんファンド:-9,749(-6.96%)(投資額14万円)
- ありがとうファンド:-10,627(-5.28%)(投資額21万円)
- セゾン バンガード・グローバルバランスファンド:-11,937(投資額47万円)
- さわかみファンド:-13,230(-6.30%)(投資額21万円)
- ザ・2020ビジョン:-14,130(-6.73%)(投資額21万円)
- セゾン 資産形成の達人ファンド:-24,646(-7.04%)(投資額35万円)
◎合計損益:-87,084円
だいぶ含み損が減りました。9/30の段階では178,470円も含み損があったので、9万円ちょっと含み損が減ったことになります。
といっても、今月もプラスになっているのはひふみ投信だけです。しかも、5.78%で運用できています。
そして、最近になって「コモンズ 30ファンド」と「ユニオンファンド」の成績が急に良くなってきています。
一方、「ありがとうファンド」「セゾン バンガード・グローバルバランスファンド」「さわかみファンド」「ザ・2020ビジョン」「セゾン 資産形成の達人ファンド」は未だにマイナスが大きです。。
まぁ、しょうがないですね。私が積立していたのが、2015年4〜9月の日経平均が高い時ですから。
私は一旦は投資信託の積立を辞めました。その理由は以下の記事に書いてあります。
直販投信8社の積立投資(定期定額購入)を辞めることにしました。
しかし、その後、考え直し、ひふみ投信(アクティブファンド)とセゾン バンガード・グローバルバランスファンド(インデックスファンド)の積立を再開しました。
これはアクティブファンドとインデックスファンドの成績を身をもって比較したいという思いもあります。
本などでは、6割のアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないと書いてありますが、今のところアクティブファンドのひふみ投信の圧勝です。
◆個別株
- 個別株A:-363,300(-20.02%)
- 個別株C:-236,600(-19.53%)
- 個別株B:-166,200(-25.49%)
- 個別株D:-29,600(-20.56%)
◎合計損益:-795,700円
9/30の段階では含み損が826,900円だったので、微減という感じです。
日経平均は大幅に上がりましたが、私の保有銘柄はそれほどトランプ相場の恩恵を受けていません。。
というか、どの銘柄も-20%前後の成績で、自分がいかにダメ投資家なのかが分かります・・・。
◆米国ETF
米国ETFはバンガードのみに投資しています。
- VWO:-178,838
- VTI:-73,638
- VT:-115,382
- VOO:-59,293
◎合計損益:-427,151円
9/30の段階では含み損が653,498円だったので、22万円ほど含み損が減ったことになります。
これは為替が大きいです。
9/30はドル円は101円ほどでした。それが、現在は110円台まで円安になりました。
でも、私が米国ETFを買った時の為替は1ドル120円ほどなので、株価が上がっても、為替差益でまだマイナスになっています。
1ドル120円くらいにならないと、プラスにはならないでしょうね。
株にしろ、不動産にしろ、海外のものを買う場合、円高の時に買って、円安の時に売るのがベストです。
ちなみに、バンガードなどの米国ETFに投資するなら、SBI証券が手数料が一番安く済むので、現状では一番オススメです。
◆合計
- 投資信託:-87,084円
- 個別株:-795,700円
- 米国ETF:-427,151円
◎合計損益:-1,309,935円
9/30時点の含み損が1,658,868円だったので、34万円ほど含み損が減ったことになります。
といっても、まだ130万円も含み損がありますが・・・。
来週以降もリスクオン相場が続き、年末までにドル円が115円、日経平均が19000円回復とかになったら嬉しいのですが・・・・。
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