海外投資家の日本株離れが過去最高ペースに・・・

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先月末の日経新聞に、海外投資家の日本株離れの記事が掲載されていました。

海外投資家が日本株を売り越している背景には以下のような原因があるそうです。

  • 円高
  • 景気減速による業績悪化への懸念
  • アベノミクスへの期待が落ちている

日本の株の6割は外国人が買っていると言われていますが、外国人が売り越していては、日本株が上がる期待が持てません。。

以下は、年ごとの海外投資家の売越額ですが、今年2016年はブラックマンデー(1987年10月19日に起こった史上最大規模の世界的株価大暴落)が起きた1987年を上回るペースだそうです。

海外投資家の売越額
1〜9月 年間
2016年 5兆9900億円
(※9月3週まで)
1987年 4兆1000億円 7兆1900億円
1990年 2兆7200億円 2兆5400億円
1986年 2兆2100億円 3兆7800億円
2000年 2兆円 3兆3600億円
1984年 1兆6600億円 1兆9200億円
2015年 1兆4200億円 2500億円

外国人投資家は日銀がETFを買い漁る日本株の構造にも良い印象を持っていないようです。

アベノミクス相場が始まった12年秋から日経平均株価が2万円を超えた15年夏までに海外勢は累計20兆円を買い越した。その後は売りが優勢で、4割程度を吐き出したことになる。

海外勢の売り圧力の強さとは裏腹に日経平均は1万6000円台後半で推移する。相場が底堅いのは、日銀が上場投資信託(ETF)の買いを通じて支えているからだとの見方が多い。日銀は7月末、追加の金融緩和策としてETFの買い入れ額を年6兆円に倍増した。7~9月の買い入れ額は1兆4200億円強に達し、四半期では過去最高となった。4~6月期に比べて43%増えており、8月以降勢いを増した海外勢の売りを日銀が吸収している構図になる。

過去を振りかえってみると、為替相場が1ドル=101円台前半の時の日経平均は1万4500円程度の水準が「居所」で、足元との差はおよそ2000円。乖離(かいり)の背後には日銀のETF買いがあるのは間違いない。

日銀がETF買いで支える市場で、淡々と売り続ける海外勢。中央銀行が株式を購入して相場を支える例は世界的にもまれで、「長期資金を運用する真摯な海外投資家は日本株から離れていくのでは」(国内運用会社)との懸念が渦巻く。

政府や日銀には、外国人が投資したくなるような戦略を考えて欲しいものです。

参考:

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