ハイイールド債(ジャンク債)の価格が大幅下落、原因は原油安と米利上げ

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今日のモーニングサテライトでも放送されていたのですが、ハイイールド債からの資金流出が続いているようですね。。

ハイイールド債(ジャンク債)とは、「格付けは低いけど、利回りは高い債券」のことです。

日本経済新聞でもハイイールド債(ジャンク債)に関する記事が目立ちます

この3記事の内容をまとめてみたいと思います。

まず、今週の日本時間15〜16日にかけてアメリカが利上げを発表することが予測されています。

金利が上がると、債券価格は下がります。逆に、金利が下がると、債券価格は上がります。両者は逆連動しています。

リーマン・ショック後からのアメリカは、ゼロ金利政策で金利を下げていた状態(低金利)だったので、債券価格は上がっていました。

低金利な状態の中、投資家は少しでも高い金利の付くハイイールド債(ジャンク債)を選ぶようになっていきました。

その結果、リスクの高いハイイールド債(ジャンク債)が人気となり、ハイイールド債に投資する上場投資信託(ETF)に投資する人も増えていきました。

ハイイールド債に投資するETFには「SPDR® バークレイズ・ハイ・イールド債券 ETF (JNK US)」や「iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF」がありますが、両者はともに大きく価格を下げています。

原因の1つに原油先物相場の下落があります。ハイイールド債(ジャンク債)には資金調達を社債に頼るエネルギー関連企業が多いからです。

当然、アメリカの利上げに対する投資家の準備もあります。(金利が上がれが債券価格は下がる)

さらに、債券は株式のように流動性が高くないので、売りたくても売れないということもあります。

ハイイールド債(ジャンク債)はヘッジファンドも投資していましたが、ヘッジファンドは夏のチャイナショックでかなり顧客離れが加速し、さらにハイイールド債(ジャンク債)の下落が続き、破綻するヘッジファンドが増えています。

SPDR® バークレイズ・ハイ・イールド債券 ETF (JNK US)の株価推移

SPDR® バークレイズ・ハイ・イールド債券 ETF (JNK US)の株価推移

SPDR® バークレイズ・ハイ・イールド債券 ETFの過去1年間の株価チャートです。

2015年5月29日から下落傾向が続いていますが、12月1日からは急降下しています。

iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETFの株価推移

iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETFの株価推移

iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETFの過去1年間の株価チャートです。

こちらも2015年5月29日から下落傾向が続き、12月1日からは急降下しています。

実は、このETFは私は投資しようかと考えていたETFもありました。

というのも、利回りが高いですし、超富裕層に資産運用アドバイスする岡村聡さんのETFポートフォリオにも入っていたからです。

ただ、どんなに配当金をもらっても、投資額に対して大幅に含み損が出たら、元も子もないですからね。。

岡村聡さんはまだ保有しているのでしょうか?

今後、この2つのETFの価格がどこまで下がるのか注目していこうと思います。

下げ止まった時は、最高の買い時という見方もできます。(ただし、さらに下げる可能性も常にありますが)

※追伸(2015年12月16日)

翌日はちょっと上げましたね。おそらく、多くのメディアで報道させて割安感を感じた投資家が買ったのでしょう。

確かに、この5年で一番の安値なので押し目なのかもしれません。でも、この急落状態で買える精神力はすごいと思います。

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