米国ETF取引手数料比較、マネックス・SBI・楽天証券ではどこで買うのが一番安い?

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今後はほったらかし長期投資は米国ETF、特にバンガードでやっていこうと思っているので、ここで改めて米国ETFを購入できる証券会社の手数料比較をしてみようと思います。

現在、日本で米国ETFが購入できる証券会社は「マネックス証券」「SBI証券」「楽天証券」の3社です。他にもあるかもしれませんが、とりあえずこのネット証券大手3社を比較します。

米国ETF 取引手数料 比較

米国ETF 取引手数料(税抜)
マネックス証券 SBI証券 楽天証券
手数料 約定金額の0.45%
(最低5ドル〜最大20ドル
25ドル 25ドル
1,000株以上からの追加手数料 なし 1株につき0.02ドル 1株につき0.02ドル
為替手数料 1ドルにつき25銭(0.25円) 1ドルにつき25銭(0.25円) 1ドルにつき25銭(0.25円)
特定口座
※自分で確定申告しなくてよい口座
対応 2015年12月25日から対応予定 対応
関連サイト 取引手数料
米国株取引の手数料・費用
NISA全商品買付手数料 全額キャッシュバック
米国株式取引の特徴
為替取引
外国株式における特定口座対応
NISA手数料 海外ETF(買)恒久無料決定!
米国株式の手数料
外国為替の手数料
2015年もNISA口座の海外ETF(買付)の手数料は実質0円

上の表のように、米国ETFの取引手数料はマネックス証券が最大20ドル、SBI証券と楽天証券が25ドルなので、マネックス証券が一番安いです。

「1,000株以上からの追加手数料」はあまり気にしなくてもいいと思います。

というのも、たとえばバンガードのVTを1000株買うとなると、現在1株60ドル前後なので、60,000ドル前後の額を投資するということです。

1ドル100円で計算すると、60,000ドルは600万円です。1ドル120円だともっと大きな金額になります。

というわけで、600万円を1度に投資できるくらいの資金力がある人でなければ、「1,000株以上からの追加手数料」は気にしなくてもいいと思います。

いずれにせよ、取引手数料が一番安いマネックス証券は「1,000株以上からの追加手数料」は0円なので、マネックス証券を選んでおけば問題ないかと。私もマネックス証券で米国ETFを購入しています。

ちなみに、取引手数料は買う時だけでなく、売る時にもかかります。

投資金額ごとの取引手数料 比較

今度は投資金額ごとで手数料を比較してみたいと思います。

分かりやすいように、1ドル100円で計算します。

投資金額ごとの取引手数料(税抜)<1ドル100円で計算>
マネックス証券 SBI証券 楽天証券
1000ドル
(10万円)
5ドル(下限)
(500円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
2000ドル
(20万円)
9ドル
(900円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
3000ドル
(30万円)
13.5ドル
(1350円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
4000ドル
(40万円)
18ドル
(1800円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
5000ドル
(50万円)
20ドル(上限)
(2000円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
10000ドル
(100万円)
20ドル(上限)
(2000円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)

上記は税抜表記なので、この金額に消費税が上乗せされます。

現在の消費税は8%なので、取引手数料が2,000円なら税込2,160円ということです。

50万円投資して、取引手数料が2,160円ということは、購入時のコスト比率は0.432%と1%未満です。(2160 ÷ 500000 x 100 = 0.432)

売却時のことも考えると、2倍にして0.864%になります。

米国ETFの取引手数料は投資信託でいうところの購入時手数料みたいに考えることができます。

100万円で購入すれば、購入時と売却時のコスト比率は0.432%まで下げることができます。

取引手数料は上限があるので、投資額が大きくなるほどコスト比率は下がります。

米国ETFの信託報酬は0.2%前後と激安なので、長期投資としてトータルで考えると、100万円くらいから買っていけば取引手数料の負担はそれほど大きくないと私は考えています。

米国ETFのコストに関しては「マネックス米国ETFの取引手数料とコスト比率から見た投資額の決め方」にも書いています。

為替手数料

あとは、米国ETFを買う場合、最初に円をドルに両替する必要があり、その時に為替手数料がかかります。

米ドルへの為替手数料は3社ともに、「1ドルにつき25銭(0.25円)」です。

ということは、100ドルなら「100 x 0.25 = 25」となり25円になります。

100ドル以上の額の為替手数料は以下のようになります。

為替手数料<1ドル100円で計算>
100ドル(1万円) 25円
1000ドル(10万円) 250円
10000ドル(100万円) 2,500円
50000ドル(500万円) 12,500円
100000ドル(1000万円) 25,000円

米国ETFを買う場合、「投資額」「為替手数料」「取引手数料」を合算したコスト比率、そして投資する銘柄の信託報酬(経費率)などでトータルで投資額を考える必要があります。

投資額があまり少ないと手数料負けしてしまいます。

私としては、100万円から投資していれば問題ないかと思っています。

山崎元さんも「全面改訂 ほったらかし投資術」の中で「目安としては、1銘柄100万円程度の購入が向いている」と書いています。

そういう意味では、毎月1〜3万円くらいの積立投資をしている人からすると、米国ETFは少し敷居の高い投資先になるのかもしれません。

購入時と売却時のトータルコスト(往復のコスト)

米国ETFの場合、購入時に「為替手数料」と「取引手数料」がかかります。

そして、将来的に売却する時にも「取引手数料」がかかります。

売却して得たドルは円に両替する時に「為替手数料」がかかります。;

なので、「購入時」「売却時」の「為替手数料」「取引手数料」でトータルでコストを考える必要があります。

合計手数料とコスト比率(マネックス証券の場合)<1ドル100円で計算>
購入時 売却時
投資額 為替手数料 取引手数料 取引手数料 為替手数料 合計手数料 コスト比率
100万円 2,500円 2,000円 2,000円 2,500円 9,000円 0.9%
250万円 6,250円 2,000円 2,000円 6,250円 16,500円 0.66%
500万円 12,500円 2,000円 2,000円 12,500円 29,000円 0.58%
750万円 18,750円 2,000円 2,000円 18,750円 41,500円 0.553%
1000万円 25,000円 2,000円 2,000円 25,000円 54,000円 0.54%

100万円だと往復のコスト比率が1%弱ですが、500万円ほど投資すれば0.58%とだいぶ低くなります。

500万円と1000万円では投資額は倍違うのに、コスト比率では0.04%しか変わらないところもポイントかもしれません。

あとは、信託報酬(経費率)のコストが毎年かかりますが、バンガードのETFなら低いものだと0.05%ですから、それほど気にならないのではないでしょうか。

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6件のコメント

  1. 隠れクマノミ

    1 いつも大変楽しく記事を拝見しています。とりわけ、VTの購入方法の記事は大変参考になり、私がマネックスでVTを購入するきっかけとなりました。

    2 さて、VTは、日本株を含み、かつ、小型株を含む点で、既存の投信とは大きく異なります。分配金課税やDC全海外株の存在を考慮してもなお、VTをリスク資産の柱とする優位性は大きいと考えていますが、ひとつ心配があります。それは、バンガード社ないしマネックス社がそれぞれ倒産した場合に保有していたVTはどうなるかということです。

    3 ネットでいろいろと検索しましたが、これを詳しく説明した記事はありませんでした。日本株にホフリがあるのと同様に、米国株でも分別管理され、銀行に保管されるという漠然とした抽象的はことしか分からず、たとえば、マネックス社がつぶれた場合、

     ア) マネックス社の名前でまとめて管理名簿に登録してあると思われるが、マネックス社の債権者や破産管財人は本当に手を出せないのか

     イ) 各顧客は、その後の運用をどうするのか。SBIや楽天に引き継げるのか。その間の分配金はどうなるのか。再び運用できるまでに時間はどの程度かかるのか。2,3か月で済むのか1年程度かかってしまうのか

    などのことはどこにも書いてありません。

    4 また、バンガード社がつぶれた場合、どのように財産を配当していくのか(本当に保有財産に見合う現物株を分別管理しているのか、しているとして、それを売却して各顧客に配当するのか、一般債権者や破産管財人に優位できるのか)も不安です。バンガード社は、各顧客が株主だと言っていますが、この意味もいまいち分かりませんし、バンガード社の破たん時に不利益になるかどうかも分かりません。

    5 これは誰も書いていないネタだと思いますので、もしご興味がおありでしたらお調べいただき、ぜひ記事にしていただけたらと思います。

    • nanamidaido

      隠れクマノミ様

      コメントありがとうございます!

      マネックスに関しては電話してみるのが一番いいと思われます。

      私は分からないことがあるとすぐに電話してしまいます。

      今度、機会があったら倒産した時の対処法についても聞いてみたいと思います。

      バンガードは確かに不明点が多いかもしれませんね。。

      私もバンガードには直接聞きたいことがあるのですが、どうやら電話による問い合わせがないようです。

      今後勉強していく中で、何か分かったことがありましたら、記事に書いてみたいと思います。

  2. ヤマ

    いつも参考にささせてもらっています。

    私も40代、VT所有、今年から投資の勉強と実践を始めたので、七海さんには勝手に親近感を持っている者ですよろしくお願いします。

    ふと気になったのですが七海さんは目安にしているポートフォリオはあるのでしょうか?

    • nanamidaido

      ヤマ様

      親近感を持って頂き、ありがとうございます。

      現状では、ポートフォリオやアセットアロケーションといったことは、あまり気にしてません。。

      より正確に言うと、気にできていません。

      そういったものは、投資ですごく重要なことは理解しています。

      しかし、今年は投資1年目なので、自分で色々な投資を経験してみることを重視するようにしています。

      こんなノリで始めてしまったので、現状では含み損が少し出ています。。

      なので、私の投資はあまり参考にしてはいけないんだと思います・・・。

      今後、勉強&実践を重ねていく中で、ポートフォリオなども考えていけたらと思っております。

      • ヤマ

        そうでしたか。
        投資内容を見てみて、評判の良い投資商品を選んでこれでバッチリと思っているような感じだったので…(自分もそうだったので)
        投資商品の勉強の前にポートフォリオ等を決めておかないと暴落時に投資撤退を余儀なくされ、1000万から一億どころか500万以下になってしまう可能性もありますから最重要だと思いますよ。
        投資商品のセレクトは自分で取れるリスクの範囲でのお楽しみ程度と考えておいた方が良いかもしれませんね。
        まさかとは思いますが貯蓄のすべてを全額投資に振り向けてはいませんよね?ポートフォリオを決めるのは自分の取れるリスクと期待されるリターンを確認する意味があるので最優先で勉強しておくのをおすすめします。
        てっとり早くなら下記のサイトを読んでみれば良いと思います。
        http://myindex.jp/study/
        投資の成果は投資商品ではなくポートフォリオで決まります。(インデックス投資の場合)
        ポートフォリオぜひご検討ください。

        • nanamidaido

          ヤマ様

          貴重なアドバイス、ありがとうございます。

          今後はポートフォリオをもっと意識していこうと思います。

          また、参考サイトもありがとうございます。

          きっちり勉強していきます。

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