バフェットが妻にオススメしたS&P500指数に連動するETFを比較(投資信託も追加)

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2014年3月10日と1年7か月ほど前の記事ですが、日経新聞の「バフェット氏の助言 「勝者を当てない」投資術」という記事が非常に興味深い内容となっています。

バフェットの発言部分を一部引用します。

プロでない人々が目指すべきなのは、勝者を当てることではありません。自分だけではなく、助力者にもできません。代わりに幅広い領域にわたる企業を買えば、必ずうまくいきます。S&P500種株価指数に連動する低コストのインデックスファンド(指数連動型投信)を使えば目標を達成できます

アドバイスや取引を担当することで稼ぐ人は、相手が個人か機関投資家かを問わず常にアクティブに動くことを勧めてきます。それにより生じる費用は巨額で、投資家全体としては利益を捧げてしまう結果になります。彼らのおしゃべりにとらわれず、コストをかけずに農地に投資するように株式に投資しましょう

妻への相続のための信託で「現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するよう指示しました(超低コスト投信で知られるバンガード社の投信を勧めます)。こうした方針をとることにより、高額な手数料をとる運用者を抱えている他の投資家よりも、長期では優れた結果を残せると確信します」

バフェットの上記の発言をざっくり3つにまとめると、こういうことだと思います。

  1. これから上がる株を当てようとするな、幅広く投資せよ。
  2. コストの高いアクティブファンドではなく、低コストなインデックスファンドを選べ。
  3. 最もオススメできるのはS&P500指数に連動するETF。

ということで、バフェットがオススメするS&P500指数に連動するETFを比較してみたいと思います。

S&P500指数に連動するETF比較(海外ETF)

※純資産、経費率、配当利回りを2018年8月25日に更新
※配当利回りは過去12か月の平均

海外ETF
ETF 純資産 経費率
(信託報酬)
配当利回り
SPDR® S&P 500 ETF(SPY)
<ステート・ストリート>
・176.97 bil USD(2015年10月11日)
・272.50 bil USD(2018年8月25日)
0.09% ・2.15%(2015年10月11日)
・1.84%(2018年8月25日)
iShares Core S&P 500(IVV)
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
<ブラックロック>
・67.32 bil USD(2015年10月11日)
・157.83 bil USD(2018年8月25日)
0.04% ・2.26%(2015年10月11日)
・1.84%(2018年8月25日)
Vanguard S&P 500 ETF(VOO)
バンガード・S&P 500 ETF
<バンガード>
・36.78 bil USD(2015年10月11日)
・98.47 bil USD(2018年8月25日)
0.04% ・2.20%(2015年10月11日)
・1.88%(2018年8月25日)

圧倒的な信託報酬の低さです。3つの中では純資産が一番小さいバンガードの信託報酬が一番低いですね。(当時はバンガードが一番低かったですが、2018年8月現在はiシェアーズと同じです。)

純資産が英語表記で分かりづらいかもしれませんが、1ドル100円計算だと「1 billion USD」は日本円で「10億円」です。

「100 billion USD」なら「1000億円」、「150 billion USD」なら「1500億円」、「200 billion USD」なら「2000億円」となります。

ちなにみ、私もVanguard S&P 500 ETF(VOO)に投資しています。

ただ、買ったタイミングが悪くて、含み損が出ていますが・・・汗

S&P500指数に連動する米国ETFを買うなら、マネックス証券が一番手数料が安いのでオススメです。私もマネックス証券で買いました。

購入手順は「マネックス証券で米国ETFを指値で買う手順」に書いています。

もちろん、SBI証券楽天証券でも買えます。

ネット証券3社の手数料比較は「2018年2月、ネット証券の日本株・米国株・海外ETFの手数料比較」に詳しく書いています。店舗の証券会社や銀行窓口はコストが高いので、ネット証券で買うことをオススメします。

※追伸(2018年8月25日)

この記事を書いた2015年10月から3年弱経ちましたが、あれからS&P500指数は右肩上がりで上昇しています。

上記チャートは過去5年の米S&P500の株価の動きです。

私がマネックス証券で「Vanguard S&P 500 ETF(VOO)」を購入したのが、赤丸を付けた2015年8月後半です。

当時のS&P500は1900ポイント台でした。

しかし、昨日(2018年8月24日)、S&P500は最高値を更新し、現在は2800ポイント台になっています。

私の最新の運用成績はこちらのカテゴリーで月1回更新しています。

ちなみに、過去10年のS&P500の株価の動きは上記の通りです。

2008年のリーマンショック後にETFを購入して未だに保有している人は、今頃かなりの資産を築いているのではないでしょうか。

2009年1月の最底値735ポイントから現在の2874ポイントまで、この10年弱で3.91倍になっています。(2874 ÷ 735 = 3.91…)

S&P500指数に連動する国内ETF

S&P500指数に連動するETFは、国内ETFにもあります。

上の「SPDR S&P500 ETF」は2011年3月24日に東京証券取引所にも上場しています。

国内ETF
ETF 純資産 経費率
(信託報酬)
配当利回り
SPDR S&P500 ETF(1557)
ステート・ストリート
16兆8000億円 0.09% 2.07%
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)
日興アセットマネジメント
68億7600万円 0.16% 1.26%

他にもあるかもしれませんが、とりあえずこんなところで。

ETFに関しては、国内より米国市場に上場されているものの方がメジャーで流動性は高いです。

日本の場合、ETFよりも投資信託の方がメジャーになっています。

S&P500指数に連動する投資信託(インデックスファンド)

2018年より「つみたてNISA」が開始し、今まではなかったS&P500指数に連動する投資信託(インデックスファンド)も出てきました。

投資信託なら毎月積立による「ドルコスト平均法(=株価が高い時に少なく買って、株価が低い時に多く買う)」で投資できるというメリットがあります。

※各種データは2018年8月25日時点のもの

国内ETF
インデックスファンド 純資産 信託報酬 設定日
iFreeS&P500インデックス
大和投資信託
56億円 0.24% 2017年8月31日
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
21億円 0.17% 2018年7月3日

S&P500指数に連動する投資信託の場合、設定されてからまだ月日が経過していないので(歴史がない)、過去数年のパフォーマンスをチェックできないというデメリットはあります。

ただ、ETFにはできない積立ができるので、今後はこちらもどんどんメジャーになってくると思われます。

上記の投資信託(インデックスファンド)は以下のネット証券なら販売手数料0円で購入できます。

S&P500に投資するだけで国際分散投資効果もある

日経新聞の「強い米国の勢いに乗り、ETF1本で世界に分散投資」という記事を読むと、S&P500に連動するETFを買うと国際分散投資効果も期待できることが分かります。

というのも、S&P500指数を構成する企業の売上高比率を見ると、アメリカだけでなく、以下のように世界各国での売上もあるからです。

  • 米国:53.4%
  • 欧州:9.2%
  • アジア・豪州:7.9%
  • 北米(除く米国):4.7%
  • 中東・アフリカ:4.0%
  • 南米:2.4%
  • その他:18.4%

現段階で私が思うことは、今後もVanguard S&P 500 ETF(VOO)を買い増したいということです。

でも、次回からは買うタイミングをしっかり見極めたいと思います。

何らかのショックでドーンと落ちた時に、思い切って100万くらい買い増したいですね。

ちなみに、この記事を書いた田村正之さんという人が日経新聞に書いた記事はどれもすごく勉強になります。

ちょっと調べてみたのですが、投資に関する書籍を3冊ほど書かれているようです。

今度、買って読んでみたいと思います。

月光! マネー学
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しぶとい分散投資術―世界金融危機でわかった!
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老後貧乏にならないためのお金の法則
老後貧乏にならないためのお金の法則

※追伸(2018年3月)

日経新聞にバフェットがS&P500に連動するインデックス投信を勧めるという内容の記事が再度掲載されていました。

バフェット曰く「手数料の高い運用は猛烈な勢いで資本を食いつぶしていく」とのことです。

バフェット氏の最新助言 冷静でいれば暴落は好機:日本経済新聞(2018/3/12)

実はバフェット氏は毎年株主にあてて書いている手紙の中で、これまで何度も「普通の人はS&P500に連動するインデックス投信でいい」というアドバイスを続けている。自分は様々な銘柄を選別する能力を持っているが、普通の人には必ずしもそれは簡単ではないというのが彼の考え方だ。

逆に避けるようにアドバイスするのが高い手数料の運用商品だ。毎年の運用報酬1~2%に加えて20%もの成功報酬を取ることが多いヘッジファンドはその象徴だ。

ウォーレン・バフェットは自分では本は1冊も書いていませんが、周囲の人がバフェットについて書いた本はいくつか出版されています。

その中でも以下の本の評判が高いです。

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

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