これから個別株銘柄の投資を始める人が最初に読むべき本

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株式投資を始めようと思った時に1つ思ったことは、「専門用語が多すぎて意味が分からない・・・」ということです。

とにかく、「株式投資って難しそう」という印象しかありませんでした。

私の場合、投資信託の本から読み始めたので、投資信託から始めましたが、最近は個別株銘柄への投資もやり始めました。

というか、個別株投資にすごく興味が出てきました。

投資信託の場合、毎月積立しているだけなので、自分で分析する必要がありません。そこが長所なのですが、すこし退屈です。。

でも、個別株への投資は様々な要素を考慮しながら、どの銘柄へどのタイミングで投資するか、そしていつ売って利益確定するかを決めなければなりません。

そういう意味では、すごく緊張感があります。

個別株投資を始めようと思った時、まずはアマゾンで一番売れている初心者向けの本を読んでみようと思いました。

それがこの本です。

いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版
いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版

2014年8月に販売された本です。

初心者向けで売れているだけあって、すごく分かりやすかったです。

必要なことだけ書かれているので、150ページほどと比較的薄いですし、図やイラストも多いので難しいことも肩肘張らずに学べます。

これから個別株銘柄の投資を始める人が最初に読むべき本としてお勧めの1冊です。

では、この本で学んだことをまとめたいと思います。

  • 景気変動の影響を受けにくく、値下がりリスクが少なく、比較的安定した収益を上げる会社のことを「ディフェンシブ・ストック」と言う。食品、薬品、インフラ関連。
  • 100円以下の銘柄は倒産リスクが高い。
  • 株は値上がり益(キャピタルゲイン)、配当(インカムゲイン)、株主優待の3つで稼げる。
  • 配当は会社が得た利益の一部が2〜3%程度還元される。会社の利益が増えれば増配、業績が悪くなれば減配することも。全ての銘柄で配当があるわけではない。
  • 配当に株主優待を加えた実質配当利回りが5%を超える銘柄も珍しくない。
  • 株主優待を受けるには会社の権利確定日に株主であることが必要。ただし、株主として株主名簿に登録されるには権利確定日の3営業日前まで株を買う必要がある。
  • 権利確定日前は配当や株主優待狙いで、株価が高くなる傾向にある。
  • 「いくらで買う」という指値注文しても、売り注文に対して買い注文が多い時は取引が成立しないこともある。
  • 1日に変動する株価には制限があり、上値制限いっぱいに上昇することを「ストップ高」、下値制限まで下落することを「ストップ安」と言う。このケースでは取引が成立しにくい。
  • 証券会社によっては証券取引所が閉まっている夜間にも取引できる「PTS(私設取引システム)」という方法がある。PTSでは証券取引所を通さず、証券会社のネットワーク上で取引が完結する。
  • PTSは手数料が比較的安いというメリットがあるが、参加者が少ないため取引自体が成立しないというデメリットもある。
  • 自分が持っているお金以上の取引をすることを「信用取引」という。だいたい3倍まで株を買うことができる。
  • 「空売り」とは先に株を売ってから、そのあと株を買い戻すこと。株価が高いところで売って、株価が下がったところで買い直せば利益が出せる。1000円で売って利益確定して、800円で買って、差額の200円を儲ける。
  • 業績のいい会社の株が上がるとは限らない。「最高益」と発表されても、市場があらかじめそれを予想してすでに株価が上がっていたら、そのニュースで「材料出尽くし」となり、逆に株価が下がる原因となる。
  • 本業の儲けをあらわす営業利益の増減が株価に大きな影響を与える。前期との変化率もチェックし、最も注目べきなのが来期の業績予想。
  • 来期の業績予想で上方修正や下方修正されると、株価は敏感に反応する。相場は常に未来を見て動く。
  • 輸出主導の日本経済にとって円高はマイナス材料。自動車や家電メーカーは敏感に反応する。
  • 鉄鋼メーカーは円高になると鉄鉱石を安く入手できるので、株価にはプラス要因に。
  • ニューヨーク市場が暴落すれば、そこで損をしたアメリカの投資家がその損失を穴埋めするために日本株を売ってきて日本株も下がる傾向がある。
  • PER(株価収益率)は「株価が1株当たりの利益の何倍か」ということ。PERが低いほど会社が生み出す利益に対して株価が割安ということ。景気がいい時はPERが重視される。
  • PER25倍ということは、投資したお金の回収に25年かかるということ。
  • セクターによってPERの水準が違う。IT関連などは成長への期待が高いので、PERが100倍などと高くなる傾向がある。PERは同業者と比較する。
  • PERには「予想PER」と「実績PER」の2種類ある。「予想PER」は決算短信などで発表される業績予想値を元に算出。「実績PER」は過去の決算を元に算出。株価は将来を予想して動く。
  • PBR(株価純資産倍率)は「会社が持っている財産(純資産)から株価を判断するものさし」。PBRが1倍未満なら、その会社の株価は底値圏にあるとの見方ができる。景気が悪い時はPBRが重視される。
  • ROE(株主資本利益率)は「企業の収益性を測るものさし」。ROEが高いと会社が株主資本を効率的に使い、利益を上げるために上手な経営が行なわれているということ。
  • PERからは「会社の利益から見て株価は割安か?」が分かる。
  • PBRからは「会社の純資産から見て株価は割安か?」が分かる。
  • ROEからは「どれだけ効率の良い経営ができているか?」が分かる。
  • 分散投資では「1つの業界に絞らない」「輸出関連と内需関連に分散」「安定した企業と成長中の企業に分散」を心がける。
  • ある一定期間に取引された株数を「出来高」と言う。株価は出来高と連動している。
  • 出来高が多いということは注目度が高いということ。出来高が少ないということは注目度が低いということ。
  • 値段の安い株を「低位株」と言う。一般的には500円以下の株のこと。少しの値動きでも変動率が高くなるので、デイトレーダーなどに好まれる傾向がある。

この本には、より具体的なことが書いてある「銘柄選びと売買の見極め方」という続編的な本も出版されています。

いちばんカンタン!株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方
いちばんカンタン!株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方

2014年1月に出版された本です。

こちらの本ではチャートの見方をより詳しく説明されています。

ただ、私はどうもチャート分析があまり好きではないようです。。

テクニカル分析よりもファンダメンタル分析の方が好きなようです。

この本を読んで、それが分かりました。

では、この本で学んだことをまとめたいと思います。

  • 株価は「今」より「将来」の業績予測で動く。市場は常に未来を見ている。
  • 「今期の業績が最高益」というニュースが出ても、それを市場が予想していたら「材料出尽くし(予想範囲内)」と判断され、投資家は利益確定売りをして、株価は反落する。
  • 好業績というニュースは過去の活動の結果。投資家は現在の活動が反映された将来のニュースを見ている。
  • 業績発表が市場の予想を超えた数値が発表されれば、市場では「サプライズ」と受け止められ、株価は上昇する。
  • 決算発表前に業績の「上昇修正」「下方修正」といった予想数値の変更が発表されると株価は大きく動く。
  • 株価は「変化」とくに「想定外の変化」が出た時に敏感に反応する。
  • 会社は年に4回、3ヶ月ごとに決算を発表する。第1四半期決算〜第2四半期決算(中間決算)〜第3四半期決算〜本決算。決算の内容は「決算短信」という形で発表される。
  • 「決算短信」では今期の業績だけでなく、次期の業績予想も掲載される。
  • 「会社四季報」には独自の次期業績予想だけでなく、次々期(2年先)の業績予想まで掲載されている。
  • ニューヨーク市場だけでなく、近年は上海市場や香港市場などアジアの株式市場の動きも日本株に対する影響力を強めている。
  • 日本は貿易立国なので、為替も株式市場の動向に大きく影響する。
  • 円高になると、電機、自動車、機械などの輸出産業の株は下がる傾向に。
  • 円高になると、燃料を輸入している電力会社や航空会社などの株価は追い風になる。
  • 建設、不動産、電鉄、食品といった内需関連株は為替の影響を受けにくいので、円高になると株価が上がる傾向に。
  • かつて大手証券会社はわずかしか資金を持たない個人投資家を「ゴミ投資家」と呼んでいた。証券会社は自分たちで有望な銘柄を買い、次に機関投資家、大口の個人投資家といった順番に推奨し、最後に「推奨銘柄」として「ゴミ投資家」に買わせる。小口の個人投資家は高値付近でつかまされてしまう。
  • 違法行為で儲けようとする投資家は、時価総額が小さく、僅かな取引で値動きが激しく動く「小型株」をターゲットにする。「大型株」はあまり狙われない。
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