インデックスファンドには平均しか買えないという限界がある

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日本資本主義の父と言われている渋沢栄一さんの5代目の子孫であり、私も投資しているコモンズ投信の会長でもある渋澤健さんの本を読んでみました。

渋澤流 30年長期投資のすすめ 今の「マネー」が次世代の「資産」に化ける (角川SSC新書)
渋澤流 30年長期投資のすすめ 今の「マネー」が次世代の「資産」に化ける (角川SSC新書)

私としては期待していた本とはちょっと違いましたね。

正直、読んでいてちょっと退屈でした。素晴らしいことを言っているのかもしれませんが、キレイ事が多い印象を受けてしまいました。

ただ、もちろん、学んだことも多々あったので、ここにまとめたいと思います。

  • レバレッジとは「成長を現在に買って、支払いを後にする」という行為。住宅ローンもレバレッジ。
  • 日経225と連動するインデックスファンドは誰でもコピーできる運用なので、高い販売手数料や信託報酬を払う価値はない。
  • アクティブ運用されている投資信託でも、一般的には150〜300社の企業を組み入れるケースが多く、投資先の企業数が増えれば増えるほど、運用成果はインデックスに近づく。
  • インデックスファンドは平均点で満足する運用スタイル。運用は機会的に実施され、投資先企業の顔など関係なし。企業の役目は株価を算出するだけという位置付けで、ストーリーなど無関心。
  • バブル崩壊後の1990年代の不況と金融危機で、日本企業の株式持ち合い制度が解消される傾向に。安定株主からの売りが出て株価は安くなる。そこに目を付けたのが外国人投資家。そして、日本企業が本格的なグローバル資本主義の環境に取り囲まれる。
  • 100万円を平均年利5%で運用できたら、30年後に430万円に。7%なら760万円になる。100万円を現金で30年間持ち続けていても100万円。
  • インデックスファンドには平均しか買えないという限界がある。人口が減少する日本で、日本株式の平均に投資するのはあまり魅力的ではない。
  • 毎月、分配金をもらうと「お金が働いている」という錯覚に陥りやすいが、実は全く逆の話。投資益を還元しないということは、再投資をしていないということ。「利」から「利」を奪っていることになり、複利効果の果実を得ることができない。
  • ゼロ金利時代では、買ってもらうだけで販売手数料が3%も入る投資信託は銀行にとっておいしい商売。だから、右肩上がりの投信でも、銀行は益出しして、別の投信に乗り換えさせようとする。

この本の題名には「30年長期投資のすすめ」とあります。

つまり、コモンズ投信の「コモンズ30ファンド」の宣伝本でもあるということです。

なので、「コモンズ30ファンド」に投資しようと考えている人は読んで損はないと思います。

「コモンズ30ファンド」はその名の通り、日本の30銘柄にだけ投資するファンドです。

150〜300銘柄に投資するインデックスファンドとは逆を行く投信です。

平均点を狙っていくのではなく、成長が期待できる30銘柄の優良企業に集中投資するというスタイルです。

「アクティブファンドの平均はインデックスファンドに負けている」という説を叩きのめすことができるかどうか、今後の動向を注意深く見守りたいと思います。

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