10年ごとにバブル崩壊するなら、投資も10年単位で考えるべき。

Amazonで株式投資の本を見ていると、かなりの頻度でオススメ欄に出てきて、レビューもそこそこ良いので読んでみました。

勝ち抜け! サバイバル投資術
勝ち抜け! サバイバル投資術

2011年11月に出版された土居雅紹さんの本です。

この本を読むと、インデックス投資家に人気の「ほったらかしの長期分散投資」という行為にも、多くのリスクがあることが分かります。

確かに「ほったらかしの長期分散投資」の場合、売る時にそれなりの値段に上がっていないと全ては水の泡になります。何らかの事情で、売る時が最安値だったら、多くの含み損が出ますから。

さらに、この本を読むと、リスクに備えること、そして、どんなリスクが考えられるかを学べます。

そして、「こんなにリスクがあったら投資なんてできないよ・・・」といった気持ちになります・・・苦笑

世の中、リスクだらけなんですね。。

さらに、バブルが起こる原因や、その間隔についても書いてあります。

だいたい、10〜20年間隔でバブルが起きては崩壊しているとか。

だから、投資も10年単位くらいで考えて、「本当に投資すべきチャンスはバブル崩壊後だけ」と結論づけます。

でも、それだと投資勘が鈍るので、その対策として・・・それは本書をお読み下さい。

また、本書に「バブル形成期には何に投資しても儲かるが、崩壊時にはどう分散しても、入念に個別銘柄を選んでも全部下がる。」とあるのですが、これってまさにその通りだと思います。

私の友人は2013〜2014年の2年間で株式投資によってかなりの資産を増やしたそうです。

しかし、2015年に入ってから徐々に含み益が減り、8月の世界同時株安により、かなりの含み益が飛んでしまったそうです。

妻には怒られ、家庭では株の話は禁句状態になっているそうです・・・。

アベノミクスが2013年からなので、2013〜2014年は上昇相場で、言ってしまえば「誰でも儲けられることができた時期」だったのかもしれません。

しかし、2015年に入ってから、そのルールが少しずつ変わり、8月で一変した印象すらあります。

投資するって本当にリスクと隣合わせなんですね。

私は何も知らずに投資を初めてしまい、今となってはかなりの含み損が出ています・・・汗

「投資する前に読んでおけばよかった・・・」と思える1冊でした。

では、この本から学んだことをまとめたいと思います。

  • 「長期」「分散」「株価指数連動」といったこれまでの投資の常識は、結局のところ、金融関係者にとっての便利な言い訳に過ぎない。
  • アセットアロケーションとリバランスという手法も、その土台となる理論を作ったシャープ博士が構造的にムリがあると言っている。
  • バブル形成期には何に投資しても儲かるが、崩壊時にはどう分散しても、入念に個別銘柄を選んでも全部下がる。
  • 災害、戦争、革命、テロ、大事故といった突発ショックは予測ができない。
  • 巨大バブルで約20年間隔、株式だけに限定されるものは約10年間隔で発生している。
  • 10年ごとに大きな相場変動があるなら、投資も10年単位で考えなければならない。
  • 最近のバブルは各国のバブルがシンクロしている。経済のグローバル化で資金の移動が容易になり、投資の機関化・均質化が進んでいる。巨大な資金を動かし、同じような行動をする投資家の群れが利益を求めて世界中を駆けまわっている。
  • バブルが起こる条件は、前回のバブルから10〜20年たっていて、お金がだぶついていて、誰もが夢を見られるようなストーリーがあること。
  • 相場は「上り100日、下げ3日」と言うように、ゆっくり上昇して、ドカンと下げる特徴がある。
  • バブルになる前に、金融のプロが投資家の背中を押すような「新理論」を発明して、素人が大挙して買い始める。
  • バブルは金余りがあることが条件なので、政策金利が引き上げられたり、貸出規制などが実施されて、金余りでなくなると崩壊する。
  • 日本の場合、バブル崩壊は人口ピーク(2015年)の約15年前。中国の人口のピークは2030〜2035年なので、2015〜2020年頃にバブル崩壊する。
  • 金が急騰すると、銀(太陽光電池の原料として需要が急速に拡大)やプラチナ(自動車の排気ガス浄化装置や燃料電池の触媒として利用)の値段も上がる。
  • 新エネルギーは夢が大きく、影響が大きそうとしか分からないので、過去の運河、鉄道、ラジオ、インターネットと共通点があり、バブルの対象として資格十分。
  • アフリカがバブルになれば、日本の投資家に紹介されるのはバブル崩壊寸前の可能性あり。
  • 資源価格上昇は消費国から生産国への富の移転。
  • 「日本人は貯蓄好き」と言われたのは、お金を貯める時期にあたる人口の割合が高かったため。お金を使う年代が増えれば、貯蓄率は下がる。
  • アメリカは世界最大の債務国で貿易赤字も巨額、公的債務も多いので、基軸通貨でなければ、米ドルは世界中が投資しない通貨。
  • 中国では共産党の一党独裁体制を維持することが、最も重要な政策目標。
  • ショックでの投資機会をものにするには、そのとき投資できるキャッシュを持っていないとダメなので、どんな時でも全力買いはしない。資金のバッファを常に持つ。
  • 市場ショックや突発ショック時には各資産の相関が高くなり、全部同時に下がる。投資対象を増やしてリスク分散できたと喜んでいられるのは平常時だけ。
  • 政策金利が上がったら株は売り、下がったら株は買い。
  • 通貨供給量が増えたら株は買い、減ったら株は売り。
  • 「秋は安く、春先は高い」5〜10月はパフォーマンスが悪い。夏はショックが起こりやすい。
  • 株は景気に半年程度先行する。コモディティは一致指数。
  • 常識的な企業であれば、上方修正は堅めの数字を小出しにする。つまり、あと何回か続く可能性が高い。
  • 人口は経済成長への影響が極めて大きく、将来の人数も推計しやすい。
  • 本格的な投資を行うのはショック後のパニック時だけ。投資とは好機を待つこと。
  • 5〜10年に1回しか本当の投資チャンスは来ない。
  • 毎年11月に投資して、翌年4月末までに売却する。

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